18年ほど前、兵庫県の南北部に位置する中国高速自動車道の東條IC(その時は未開設)から10分程の距離にある、リゾート地の一画に建つ、家族、友人たちが、集い語り合う山荘と、中期(2~3ヶ月)滞在型の保養所を兼ねたハウスである。

特に神経を使った外壁材の選定については、米国産の輸入品で、耐防腐防虫で耐水耐天候性にも優れた、20年近く保守点検不要の下見板張り材料(木製無垢材)が在ると材木店さんの触れ込みで、信頼している棟梁に相談した結果、施工的にも問題ないとの御墨付きを貰い採用する事になりました。

現在、法22条による規制地域が、市街化調整区域に大きな広がりをみせる中で、この種の材料が自然志向の高まるユーザーのニーズに逆行して採用の場が、減るのは残念である。

完成披露パーティーでは、小生の家族も招待を受け、昔ながらの囲炉裏のある吹抜け空間で地元の炙られた串刺しのマスを、関係の皆さんと賞味した時間を懐かしく思い出し、来る機会には経年変化した作品を是非観察したいと考えています。


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