塗り壁を施工してくれる職人さんは、左官屋(さかんや)さん。
腕の良い左官職人と言えば・・・
漆喰(しっくい)壁をどれだけ、平滑にピチッと仕上げられるか?!
が、腕の見せどころなのですが・・

今回は、ラフに自然な感じで仕上げて!と注文。
均一に塗るより、結構センスが要求されるかも・・。
塗る前に、試し塗りをしてもらいました ↓

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白いツブツブは、骨材(こつざい)。
大き目の骨材を用意してもらい、よりラフな趣が出るようにしました。

塗り壁の凹凸の大小により、照明を点灯したときの陰影が違ってくるので、
ちょっと緊張しますね。試し塗りはよかったけど、実際に塗ったらどうかな?

まさか施工中ずっと張り付いて、「あーでもない、こーでもない」
と小言を言うわけにはいきません。

なるべく設計者の意図を職人さんに言葉や塗りサンプルで伝え、
あとは職人さんの腕と感性を信じるしかありません。

以前、ちょっと自分で塗ってみるから・・・
と自ら試し塗りをしたことがありますが・・
イメージどおりには、塗ることができませんでした(汗)。
そこは餅は餅屋。
イメージを形にしてもらうには、職人さんに頼る他ありません。

そういう意味では、設計者と職人との連携は現場には欠かせません。
とかく職人さんは、設計者を嫌う?!ので(うるさいから?!)
そこは相手を上手にたてて、気持ちよく仕事をしてもらえるよう、
気を使っています。最後の仕上げでガッカリ!だけは避けたいので。

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