梅雨もすっかり開けて、夏本番です。
朝から茹だるような暑さで、すっかり参っております。

今回のテーマは樋。
さて、どうして建物に樋って付けるんでしょうか? 特別付けなきゃダメって決まりは無いんですよね。いや・・・あると言えばあるかな。例えば、樋が無くて隣地に雨水がドンドン越境しちゃうとかの場合は、当然ながら取り付けないとダメですね。それ以外に付ける義務はというと、無いんじゃないかな。

樋って掃除も大変で、例えば鹿児島の様に火山灰が降るとか、近くで造成してて砂埃が大量に飛んでくるとかって場合、屋根にうっすら積もった土埃や火山灰は雨によって樋に落ちるわけです。雨が綺麗に軒樋を洗い流してくれたらいいんですが、結構残ってますよね。樋から可愛く草が伸びてるってのも見たことありますよね。で、運良く軒樋の土埃を軒樋から竪樋に流れ枡に流れたとして、ここに砂がたまってる場合も多いわけです。ここでも掃除が必要になるわけね。

もうひとつ。
都市洪水の原因となってるのも、屋根に降った雨を樋から道路側溝なんかに流し、それが大量に集まりオーバーフローしてしまうわけです。都市洪水の原因が総てこれってわけでは無いんですけどね。

とにかく、恵みの雨とも言われる中水なわけですから、樋なんぞでまるで下水の様に捨ててしまうのは止めようよ。ってのが、私の考え。

じゃあ、何に雨水(中水)を使うか。当然ながら上水ではないから飲むってわけにはいきません。プールや行水も止めた方が良いですね。じゃ、取りあえず植木に水でも。。。。
ということで、一番簡単なのが、これ。

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ダイカポリマー(株)の「アメポイント」
これは、たぶん一番安い「雨水取水用継手」です。
楽天ですと、この商品のクチコミもありますね。
http://item.rakuten.co.jp/unico-living/dsc2782/

もうちょっと高級なのもあります。
シップスレインワールド(株)の「雨水コレクター」

樋を止めようっていいつつ、言ってる事が違うじゃないかって?
確かに・・・・そうですね^^; 樋をつけなくても隣地の方に迷惑をかけない程度の土地の方とか、多少の風雨で隣地に雨水が飛び散らないだけの隣地までの距離のある場合であれば、迷わず「樋付けるの止めましょう!」と言います。

現実は広い土地の方ばかりじゃないですから、どうせ樋をつけるなら下水配管の様に捨てる為だけにつけるのは勿体無いじゃないかって思うわけです。

単なる庭木への散水だけじゃなくて、取水タンクを2階において、1階のWCの水に使うって手もありますね。 今日の様に暑い日は、早い時間にみんなで打ち水ってのもいいですよね。


そうそう。雨水再利用に関して、助成金を出してる自治体も多いかと思います。
数千円から4万円程度かと思いますが、雨水使おうかなぁと思われた方は、一度お住まいの自治体に問い合わせしてくださいね。

そんわけで、雨水を使って少しでも涼しくなりましょう!