東京でも全壊や半壊こそ無かったものの一部損壊や補修はありました。
昭和34年完成、地上5階地下1階、RC造の建物で『地階の壁にヒビが入り崩れそう・・・』
と連絡があったので現調に行くと構造躯体では無く『仕上モルタルにクラックが入り浮き上がって剥落するかも・・・』
クラックスケールで0.3~0.5mmのクラックでキュービクル設置場所だったのでエポキシ樹脂注入工法を提案しました。
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①樹脂製の座金をクラック沿いにエポキシ接着剤で設置してゆき
②座金間隔を漏れ出さないように速乾性シールで盛り付けて硬化した事を確認
③低粘度エポキシ樹脂を撹拌しシリンダーと呼ばれる注射器のような器具に吸い込ませてロックピンで固定
  して反力のゴムバンドを掛けて必要数分用意
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④座金にセットし、ひねるとエポキシ樹脂剤がクラック部分や空隙部に混入して行きます。
  今回は空隙部が多かった為に3回も、おかわりしました。