今年になって「大規模修繕工事を消費税増税前に何とか大急ぎで契約しないと!」という管理組合が増えてきました。

5%が8%に増税で、3%のUP。
大規模修繕工事は千万円単位での工事となることが多く、3%のUPも決して安くはないので焦る気持ちは理解できます。

でもちょっと待って下さい!

これからそのような駆け込み工事契約が多くなると予想されます。
そうすると需要が供給を大幅に上回り、材料や人工が不足します。当然工事費も上がります。
更に、職人さんが足りなくなるので、現場の掛け持ちも多くなり余裕がない予定になり、仕事が雑になる可能性も出てきます。

仮に5千万円の工事で3%UPすると、150万円です。
増税後は駆け込み需要も終わってしまうので、需要と供給のバランスが元に戻り、それまで通りに施工業者は工事を取るために営業を頑張らなければならなくなります。
材料や人工も落ち着いてくるでしょう。
そうすれば5千万円の工事であれば、150万円くらいの差はすぐに埋まってしまうと思いませんか?(あくまで個人的な予想・見解ですが)

予てから予定されていた工事ならば良いのですが、あまり焦って大急ぎで前倒しにすると失敗にもつながります。
無理繰りするならば、4月以降になって落ち着くのを待って、じっくり腰を据えてしっかりとした工事を目指すことをおすすめします。


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