6月20日に改正建築基準法が施行されて半月が経ちましたが、確認申
請はこれからが大変になります。
以前の確認申請では確認申請書を提出してから訂正や差し替えなどして
いましたが、これからはそのような行為は認められず、提出図面が完成
していなければならず、その後の変更などは再提出などを行わなければ
成らず以前では余程ひどい内容で無い限り出されない「不適合」の確認
処分が、簡単に出されるようになったのは、ご存知の通りです。
ですから確認申請をお金を出して提出しても確実に確認済み証が得られ
るとは限らないようになったわけですから、提出書類をより慎重に作成
する必要があります。
現在、木造3階建ての確認申請を指定確認機関に提出しようと考えて問
い合わせをしたところ、木造の審査体制が整っていないために、他に提
出して下さいと返事が返ってきた時には、「ちょっと!ちょっとちょっと
ちょっと」と言いたくなったほどです。裏を返せばそう言わなければ成
らない程、今回の法整備が短時間で行われ実態が伴っていない事の証明
と言えるのかもしれません。
しかし、それでは困るわけで、提出したらどのようになるのか突っ込ん
で聞いたところ、確認期間が数ヶ月かかるかもしれないとの返事でした
このような事があちらこちらで起きている可能性があり、たかが建築界
の事だと思っている人もいるかも知れませんが、このような状況は経済
的に間違った影響があるのではないかと感じます。