青写真といえば「人生設計の青写真を描く」などと言われ、基本の計画
の代名詞に使われていますがその言葉の発祥の元が写真の青写真です。

日本で最初に感光紙が表われたのが明治40年頃と言う事です。
この写真の青写真は旧秋田銀行の建物の物ですがこの建物が竣工竣工し
たのが明治45年(1912)ですので最も早く青写真が採用されてい
たのが判ります。私が記憶している青写真は名のとおり濃いブルーです
が此処の青写真はグリーンでした。初めて見る色でした。

設計図面の吐出はチョット前までは青焼きというジアゾ感光紙と言う青
写真の陰画紙とは逆の陽画紙が主流でしたがそれが間接静電転写に変わ
り今ではコンピューターから直接レーザープリンターに出力しそして
データを直接渡すようにもなって来ています。技術の変化の早さに我々
が付いて行っているのかふと考える事があります。