シックハウス対策の為、建築基準法の改正が平成15年に施工されて3年
経ちました。建築に使用する材料から科学物質の放散量を規制したり
室内換気を計画的に行う事などが改正の内容です。しかしこの内容にを
正確に理解している人は少ないのではないでしょうか?改正前はマスコミ
も挙って報道していましたが現在ではその検証を報道している物を見た
事がありません。本当に効果があったのかの検証結果を知りたい所です。
改正前に科学物質過敏症が言われ建材や工事中に使用される科学物質の
中からホルムアルデヒドとクロルピリホスが規制の対象になりましたが
科学物質の放散はこの物質だけで無い事は皆さんがご存知の通りです。
どのような場合でも完全な物は無いのですが、検証結果が或いは検証の
経過などが判らないままですので、自分が意識を持つ事によって予防で
きるのだと思います。皆さんに知って頂きたいのは科学物質の放散は建築
建材からだけでは無い事です。家具や防虫剤、香水、化粧品、洗剤など
生活の色々な物が影響すると言われているので建物全体を考える事が
必要だと言う事です。あまり神経質になってもいけませんが、情報を
正確に知っておく事が安心に繋がる事だと考えます。
厚生労働省から居住環境中の揮発性有機化合物の全国実態調査も出され
ていますので参考にして下さい。