「敵は建築家にあり!!!~福岡県版欠陥住宅との戦い~」 (http://blogs.yahoo.co.jp/ramonet0916)というブログがある。

 2007年から続くブログだが、裁判も含め7年も前から戦い続けている。
このブログを知ったのは実はつい最近で、4日ちょっとかかってブログの最初から今日現在までをコメントも含め読んだ。
詳しくはブログの中のダイジェスト編を読んで頂くのが一番良いが、このブログを時系列で読むと、建築主の心の変化がとても良く見えてくる。福岡県でとても有名で自他共に建築家と呼ぶデザイナーに全てを任せた結果、アチコチで雨漏りのする住宅となり、JIAの会員でもあるその建築家は実は無資格であったのを知る。。。。

 言い方は変かもしれないが、ここまで長きに渡り戦いを続けられてきたのは、ブログでコメントする建築士達の力も大きいとは思うが、この建築主の金銭的余裕もあると感じた。裁判に至る経緯や裁判の流れなどが今もなお続いているわけだが、何故欠陥住宅で訴えを起こす建築主自身が裁判の為に準備書面を作ったり、その為に法文を読んだりしなければならないかの疑問が出てくる。

自分たちの幸せな住処を作りたかっただけなのに、その家が運悪く(必然とも言えるが)多くの欠陥が続出し、法文を読み図面を読みという生活が7年経った今も続いている。心が折れそうになる事も幾度もあっただろう。
こんな生活自体明らかに不自然だし、裁判のシステムの問題なのかもしれないが、あまりにも時間がかかりまだいつまで続くのかもしれないのは、どうもおかしい。

建築主だけでなく、施工会社も設計側もみんな幸せを望んでいたはずなのに。。。。