2015年 6月の記事一覧

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15年06月19日 12時03分48秒
Posted by: lifebox
トイレットペーパーの置き場とかで、無駄なくキチンと入れたいと思う人は多い。

トイレットペーパーの規格は、日本工業規格(JIS)で決まっている。(JISP4501)
幅は114mm±2、直径は120mm以内。外寸で言えばこんな感じだ。他にも芯径が38mm±1とか、長さ(6種類)や材質などもキッチリ決まってますが、世の中に流通しているトイレットペーパーが全てこのJIS規格に則ってるわけでは無い。

一般家庭でのトイレットペーパーの使用量がどれほどかは不明ですが、売ってるのは12ロールだとか18ロールが多い様です。ということは、ストック容量としては最大2つ分(12x2 or 18x2)程度のスペースがあれば大丈夫だ。

さて、以前も書いた事がありますが、私自身エコなんたらって名が付いているものが好きでは無いというか、あんまり信用していない。それは、最近の閉めきった状態での室内環境の規制についても同じだ。24時間換気だとかにもかなり否定的であるが、何しろそうしないと確認申請がおりなかったりするので、致し方なく合わせている。

で、話は戻ってトイレットペーパー。

上に書いた様にJIS規格で色々決まってはいるが、流通はJIS規格ものでないものも多くある。
私自身、大分製紙(株)が作る「コアレス」という紙の芯が無く中心から外まで巻いてあるものを、随分長く使っていた。このコアレスは当然ながらJIS規格外であって、幅も105mmと狭い。長さはシングルであれば130mと長い。
問題は、近所に売っていない事と、ワンタッチのペーパーホルダーに使えないという事。HPを見ると、ワンタッチホルダー対応のエコワンタッチコアレスという製品も作っているようだ。

近所に売っていない為に、私自身も今現在は使ってはいないが、コアレス用のホルダー芯はチャンと保管している。

で、この様にJIS規格品で無くとも、良い商品はある。
どうせJIS規格外で作るのであれば、思い切って幅を規格の114mmから90mmぐらいまで狭くしたらどうだろう。
たったこれだけで20%程の資源の無駄遣いが減る。実際欧州規格は97mmらしいから、手の幅も小さいであろう日本人であれば90mmの幅で十分だと思える。親指を除く手のひらの幅を測ってみたが私の場合は91mmだったので、指先での幅であれば90mmの紙幅で十分かと思われる。

現実として、JIS規格がサイズの上限となっている様にも思えるわけで、JIS規格の改正を考えてはいかがでしょうか。
15年06月10日 15時02分29秒
Posted by: lifebox
1年以上のご無沙汰です。
フェイスブックの方が楽だったりして、こちらには何も書いていませんでした^^;

さてさて、我がふるさとである岐阜市に、あの伊藤豊雄さん設計の複合施設「ぎふメディアコスモス」が来月オープンする。
そこのオープニングイベントとして「本deドミノ」なる企画を行うらしい。本を1万冊並べてドミノ倒しをしようという企画だ。その本は市民に死蔵している本などを募り、その集まった本で行うのでメディアコスモスに併設される岐阜市中央図書館の蔵書では無い。その企画自体は市会議員を含めた市民の発案ということで、岐阜市や教育委員会も後援としてその企画に乗っかっている。
イベント後の寄付された本の行方は、売却できるものは売却し、そうでないものは誰かに貰われるか資源となる様だ。
この「本deドミノ」ってのには、ギネスレコードがあるそうで、本でドミノをする事自体をその実行委員会が考え出したわけではない。何故かギネスに挑戦ってのは流行りの様で、この企画もそれに乗っているわけ。

で、この本を使ったドミノという事で、実行委員会のフェイスブックページを筆頭として、あちこちでプチ炎上している。
「本を粗末にするな」というのが、大体の反対意見を集約した形になると思うんだけど、私個人としては実行委員会にしろ寄付する市民にしろ誰も粗末にしようとは思っていないわけだし、元々家庭内で紙の固まりとして死蔵されてて、何かの拍子に資源回収に回されてしまう立場の本であれば、この企画でまた本として生き返る可能性がありそうなので、目くじら立てて反対しようとは思っていない。


公立の図書館は図書館法という法律で縛られており、料金をとってはいけない事になっている。そんなわけだから、公立図書館の指定管理者による運営はまだまだ少ない。TSUTAYAとか紀伊國屋書店なんかが指定管理者として運営している図書館もあるが、私自身はまだ行った事が無い。

基本的に、商売にならない事でも必要な事は行政がするしかないわけで、図書館もその中の一つと思って間違いない。
そんな儲からない図書館であるから、ほとんどの市の市立図書館とかはせいぜい一つか二つしかなく、ちょっと離れている市民であれば面倒でよほどじゃなきゃ足を運ばないんじゃないかと思える程不便だ。
じゃあ、図書館という程でなく小さな図書室でもいいから数多くあった方が、図書館法でいう「国民の教育と文化の発展に寄与」できると思うのだ。

さてさて、そこで出てくるのが最近よく聞く空き家。
昨年の空き家率は13.5%。一番低い宮城県でも10%近い空き家率だ。早い話が10軒の内1軒が空き家って事だ。じゃあ100軒程度のエリアの中の1軒ぐらいを図書室として使ってもいいじゃないかと思うわけです。それであれば、かなり近い所に図書館が出来て便利この上ない。畳の上で座布団を枕に読書してたっていいわけだし。
区や市の図書館は、毎日グルグルと各図書室へ本を配布したり回収したりで良い。何よりも図書館法の目的には合致する気がする。それに閉架書籍だけ公立図書館に行けばいいわけだ。

他の空き家にしても、独居の方のサロンに使うとかみんなで食事する場にするとか、NPO団体などの運営でいろいろ地域の為に利用できる事はいっぱいあると思う。いずれにしろ所有者の気持ち次第ではある。
そんなコンパクトなコミュニティが必要だと思っている。
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