愛媛県の東端部にある、旧伊予三島市(現在の四国中央市)の国道11号線沿いに建つ『三島ボウリングセンター』は、卒後に就職した設計事務所で、間なしに念願の設計と監理が叶った初仕事で、1976年大阪万国博覧会本部ビルの公開コンペで、最優秀作品に選ばれた気鋭の建築家・根津耕一郎先生を慕って入所できた意気軒昂たる若者の一人であった。
特に
所長との打ち合わせの中で、エントランスを含む正面ファサードの開口部は鋼管と鋼球とFBからなるアトランダムなフレームにガスケットを挟みトーメイガラスを取り付けては・・・コンコース、レーンなどの壁・天井がぶつかる箇所は丸みをもたしてビニールレザーの布団貼りにしては・・・・等々ポイントをおさえたインスピレーションとして暖かく語っていただいたことが強く記憶に残っています。