ちょっと変なタイトルになってしまいましたが・・・

ここ数年、『無垢の家』『自然素材』などが人気を得ているようです。
体に優しい・・・エコ・・・と、もてはやされています。

確かに本物の持つ力には魅力があります。
しかしながら、無垢の床材は乾燥で反ったり、節が抜けたり、色も変化します。
柔らかくて傷もつきやすい・・・。我々設計者は『美しく汚れる』なんて言ったりしてますが。
その変化こそが、本物の持つ魅力なんだ、と。

住む方がその本質をわかっていただいていれば何の問題もないのですが・・・
建てる前は頭でわかったつもりでも・・いざ生活してみると・・アレレ??

例えばこのコレ↓

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窓枠のアップの写真です。
木目が綺麗ですね。塗装もムラがなくて均一です。
実はこれは、木目のシートの枠。つまり本物ではなく、プリントです。
木目な感じも出てるし、水ぶきできるし、何よりも経年変化が無くてずっとキレイ。

これが本物の無垢の枠でしたら、どうしても塗装ムラは出ますし、
太陽光によって、色は褪せていくでしょう。
子どもがサインペンでいたづら書きなどしようものならアウト!!

さあ、あなたならどうします?どちらを選びましょう。

最近のこうしたプリントものの枠材は、ホルムアルデヒドなどの化学物質の含有量が減り
(フォースター建材 ☆☆☆☆のマーク付 と呼ばれ、国の安全基準をクリア)
使い勝手も良くなってきました。

予算もあり、日々、設計者の悩みはつきません。

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