2011年 1月の記事一覧

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11年01月28日 14時39分00秒
Posted by: atl3c
設計をしていて、仏壇をどこへ置くか??
結構悩ましい問題なんですよ。

まず置く部屋。
旧家でしたら、和室の部屋が必ずあり、そこには床の間と仏壇置き場、ありますよね・・
しかしながら、昨今の日本の狭い住宅事情のこと。
和室の無い家も増えましたし、収納優先で、床の間や仏壇置き場などとても確保できない・・
という家も多いのではないでしょうか。

また、お供えものをして毎日手を合わせることを考え、
あえて、過ごす時間の長い居間に小さな仏壇を置く方も増えています。
また、無くなった方にとっても、にぎやかな場所の方が
寂しくなくて良い、という考え方もあります。

置く部屋は決まったとして、さて、次に問題になるのが仏壇の向き。
一般的には、南向きか東向きが良いとされています。
北向きというのは無いにしても、なぜ、西向きの仏壇はいけないのかな??

ずっと疑問に思っていました。
西方浄土と行って、西には浄土があるんですから吉方位だと思うんですけど。
で、調べてみました。実は、どの向きが良いとか駄目とか言うのはないようですね・・

東向きの仏壇が良いという考え方は、手を合わせる人が西の方(西方浄土)を向くので良なんだそうで。
え?それって、生きている人中心の考え方ですね??!びっくり。
仏壇に手を合わせるのは、無くなった方の幸せを祈るんだと思ってました・・(汗)
生きてる人が死後西方浄土に行けるように手を合わせているってこと??

そう考えると、西向きに仏壇を置くのは悪くない!って思えてきました。
無くなった方が西方浄土に行けますように、と。

実は、現在設計しているお宅で、西向きにしか仏壇を置く場所が確保できず、こんな話となりました。


本日メールマガジン第70号配信日です。
テーマ『家づくりのイロハ』の『ア』雨漏り
11年01月22日 10時53分46秒
Posted by: atl3c
めずらしい形のタイルでしょ。スティックタイル↓

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22ミリ角くらいの小さなタイルをモザイクタイルと言いますが、
その中でも、かなり変形なタイプ。大きさは巾が55ミリ、高さが11ミリ。
とっても小さいんです。

今回は、洗面台と窓枠の間に32ミリという非常に中途半端な寸法の隙間があいてしまい・・困ったな、と。
とりあえず壁紙は張ってありますが、水がかりの多いところなので、水に強いもので対処したいですし・・
じゃあ、デザイン性もかねて、タイルを張ろう!と考えたのですが、何せ33ミリと非常に狭い隙間。
さてさて困った。22ミリ角のモザイクタイルでは、上下に隙間が空きすぎるし・・
で、このスティックタイルを選ぶことにしました。
11ミリを上下に2枚。目地が3本なので、目地巾は約3ミリ。ちょうと良い具合です。

このスティックタイル、普通の真四角なタイルや縦横を組み変えて使うとなかなか個性的なデザインが作れます。
平田タイルというところで扱っています。

禍転じて福となす?! ちょっと大げさですね・・現場は日々こんな感じで流れていきます~。

メールマガジン第69号配信中!
『家づくりのイロハ』の『テ』 展開図
11年01月11日 17時24分51秒
Posted by: atl3c
遅くなりましたが・・明けましておめでとうございます。
いつもブログにご訪問いただきありがとうございます。
家づくりの何かしらのヒントになる内容を提供しながら更新していきたいと思っていますので
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

さて、年初にあたりどんな話題でスタートしようか・・と。
たまたま、参加する音楽セッションの場で、世間話をしていたところ・・
その方が、長野県の茅野に別荘を持っていらして、
太陽熱で床暖房するシステム(OMソーラー)を入れたところ
快適この上ない!!という話しになり・・。
零下10度にもなる茅野でも、昼間は太陽熱だけで18度近くまで室温が上がるそう。

別荘であれば、なおさらこのOMソーラーが威力を発揮します。
というのは・・・普段誰も人がいない別荘。普通の家以上に室内は冷え切ってしまいます。
ですが、OMソーラーのスイッチを入れておけば、太陽が出るとともに勝手に室内を暖め、
新鮮な空気を室内に取り込みながら、暖気を循環させてくれます(曇天、雨の日は不可)。
空気をまわす換気扇の電気代はかかりますが(そのコストは一日10円くらいと言われています)、
太陽熱利用ですから、他の光熱費は当然のことながらゼロ。

不在でも空気を入れ替えてくれ、しかも暖房してくれる、しかもコストを気にせずに、魅力ですね。
人が暮らすのには太陽熱だけでは朝晩は補助暖房が必要ではありますが、
不在時の空気の循環のためには充分すぎる機能ですね。しかも、底冷えしない別荘に入れる嬉しさ。

このところ関東地方は底冷えが続く寒さです。
我が家もこのOMソーラーを入れていますが、家の中のどこにも底冷えする場所が無い!
というのはこの上ない幸せです。

(実は、我が個室のみOMソーラーが入っていず、底冷えしています。吐く息が白いんですから!)

太陽熱で床暖房する家は、こんな天井が高い部屋でも、足元の寒さを心配する必要がありません↓



↑こちらはキッチンの映像ですが・・収納のたくさん必要なキッチンには、壁がたくさん必要になります。
壁が必要ということは、窓が取りづらい、ということでもあり・・
そんな時、写真上部のハイサイド窓が有効な手だてになります。
収納の壁を犠牲にすることなく、高いところから気持ちの良い光りを取り入れられられます。
(南面と西面への取り付けは駄目ですよ!夏、暑くて困りますので。東や北面がオススメ)

写真のお宅はOMソーラーとまったく同じ機能を持つ『そよ風』を導入した事例です。



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