2013年 2月の記事一覧

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13年02月09日 07時05分28秒
Posted by: macchan
bre.jpg
さて、バーモントビルディングの内部を覗いてみましょう。
前回の吹抜のある1階廊下から
2階へ上がった通路の様子です。

日本人にとって、内部が木造というのは、
どうしても住宅感覚になってしまうのですが
米国では、こうした商業施設が
どこにでも、普通に存在していますので
その気軽さが際立っています。

もちろん、手摺や照明も
住宅用として使用されているものですから、
その雰囲気は、まさしくお友達の家へ来たような感じ。

普段着で、そのままおしゃべりをしに
来店したような雰囲気があります。
ここには、銀行も入っているのですが
えっ、ここ銀行ですかって感じで、
日本のような仰々しい雰囲気がありません。

その内部の柱や梁、方杖へ目を向けると、
何ともこれが日本的ではありませんか。
それもその筈で、ベンソンワーキングの仕事である
この建物はポストアンドビーム工法、
日本的に言えば、在来工法で建てられています。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201211/article_5.html

次の写真は、その柱廻りですが
接合部にはペグと呼ばれるオーク材の栓が使われて、
金物を使用しない接合方法を採っています。
こうした仕様が、より日本的な感覚を持たせているんですね。
bem.jpg
さらに、梁にはご覧のように、
州名であるバーモントやトレードマーク
そして、店舗の位置を現す番号表示などが
構造の梁に、あらかじめ彫り込まれています。
こうした職人の仕事が至る所に見受けられます。

しかし、こうも木材が露出していると
火災の時に大丈夫?という疑問も湧きますが、
それぞれの写真の天井に映っている
黒いパイプの配管が、スプリンクラー。

当然、火災に対しての防火設備はしっかりと完備。
また、これが日本で設置するより驚くほど安価。
それほど、一般的に普及している装置だから
結果的に供給量も多く、安くなっている。
ここからも、いかに木造の施設が多く存在するかが伺えます。
cor1.jpg

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13年02月04日 10時18分30秒
Posted by: macchan
gai1.jpg
これは、バーモント州・ブラットレボロにある
木造3階建ての複合ビルです。
急勾配の切り妻屋根と下屋の構成は
ちょっと、ビルという言葉が似合いませんが、
銀行やオフィス、店舗が入居しています。

構造は、米松の柱23.5cm角と
25cm×40〜60cmの長さ16mの長大な梁が使用され、
接合部は、金物ではなくペグと呼ばれる
オーク材の木栓とほぞで構成されています。

こうした、長大な梁は日本ではまず運べませんが、
そこはさすがアメリカ、スケールが違います!
外部には、木製のペアサッシ。
外壁は、レッドシダーが使われています。

また、冬の寒さの厳しい地域(東海岸山間部)のため、
外壁下地には、フォームコアパネルと呼ばれる
ウレタンフォームの両側に
構造用合板(外部)と石膏ボード(内部)を圧着した
断熱構造パネルが軸組みの躯体を
外から覆っている構造となっています。
軸組を包み込んだ、ちょうど魔法瓶のような格好です。
gai2.jpg
外観を特徴づけている時計台やトップライト、
ドーマー屋根や半円サッシなどが、
豊かな表情を創り出しています。

内部は、外観の写真でブレースが見える
1/2階部分は、吹き抜けの通路となっていて、
その通路沿いに店舗が入っています。

建物の中に、アーケード部分を
取り込んだ形というとお分かりになると思います。

内部は、非常に、住宅的スケールの空間が続いていて
まるで誰かの住まいに入ったような感覚で、
街のコミュニティセンター的な使われ方もされているようでした。
nai.jpg

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