昨日私用で久々に岐阜へ行った。
元々私の実家のある岐阜市なのだが、岐阜を離れてかなりの年数が経ち、私がいた頃とは大きく変わっている。

岐阜の街は南にJR岐阜駅があり、駅から長良川にかかる3つの橋へ行くそれぞれの道路の間が市街地であり岐阜市の中心部なわけだが、昨日(日曜日昼間)は車も少なく人も少ない。名古屋の様に地下街があって人が地下に潜っているわけでもない。
歌に歌われたアーケードのある柳が瀬はこんな様子だ。
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夜の街とも言える柳が瀬だから昼間は寝てる時間帯なのかもしれないが、この人の少なさは夜も大した事はなさそうな気がする。名古屋より先に出来たパルコも今は更地になり高島屋は見る影も無かった。。。。。日曜日だからかかなりの店舗がシャッターも閉まりさながら寂れた商店街そのものの状態。

別に岐阜の限った事ではなく、名古屋でもどの地方都市でも経済の閉塞感と共に、車移動がメインであるがゆえの郊外の大店舗に流れは移っている。

岐阜のかつての繁華街も所々歯抜け状態で建物が解体されたあとの空き地やコインパーキングに変わっており、いつ開いたのかわからない様なシャッターの降りた店舗も多い。
大店法の改正はいつだったか忘れるぐらい前なわけだけど、岐阜の場合なら繊維で栄えた頃からの旧態依然とした市街地自身が努力をしてこなかった結果が現状なんだろうと想像はできる。

さて、自分の出身地であり故郷でもある岐阜だから、他の地方都市より余計に今の状態が気になるし心配で仕方がない。駅前の繊維問屋街と言われる特等地は特に落ち込みが激しいのか、まずここが活気づかなければ、駅が綺麗になろうが道路整備がされようが始まらないと思うのだ。

今岐阜の街に住み現状の岐阜の街を憂いている人も真剣に岐阜の街の今後に向き合っているだろうし、実際に行動されてる方も多くいるだろう。
私自身ゆっくり岐阜の街を見る事もなく嘆いていても仕方がないのだが、微力ながら何か行動しなければと思った昨日だった。

地方分権が言われる昨今だが、地方都市の活性化がされていない状態で分権されても財源もなく結局地方交付税だのみになるのは目に見えている。

楽しく魅力的であれば人は集まる。
そこに行かなければ味わえない楽しさがあれば、人は遠くからでも集まる。
地元独自の魅力を再度足元から見てみる事から始めよう。

私は外から岐阜をもう一度見てみようと思う。