当ブログでも何度か工事の様子などをお伝えしましたが・・
先週3月10日の読売新聞・朝刊『くらし・家庭欄』で、設計した家が取り上げられました↓

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(詳しい内容についてはHPを参照ください)


実は、設計者である私自身の住まいにも、同様のソーラーシステムを入れています。

基本、太陽熱という自然の恵みを利用するので光熱費はゼロ(晴天日のみ)。
ですから、LDKだけでなく、廊下やトイレ、洗面室など、
通常の床暖房では敷設することのない裏まわりにも床暖房できます。
これこそが、最大の魅力ですね。
家の中に温度差がほとんどありませんので、快適そのものです。

ですが、石油ストーブなどとちがって、汗をかくほど暖かいということはなく、
全体的に『寒くはない』暖かさ。
この違いをわかっていただくのがなかなか難しいところではあります。

お天気の悪い日は補助暖房をつけても、小寒いですしね。
ひざ掛けなどは必須です。

それでも、家の中に底冷えする場所がないというのは本当に快適です。
よそのお宅にお邪魔すると、『すぐ、自分の家に帰りたくなる!』と、皆さんおっしゃいます。

今回の大震災で電力が逼迫している時には、
こうした太陽熱による暖房は本当にありがたいですね・・
ですが、屋根面に集めた暖気を、床下に送るために少量ですが電気が必要で・・
停電の時には暖房できません・・。
今後は、この送風のための電気は、屋根上に太陽電池をつけてまかう、
完全なるパッシブソーラー(自然エネルギーによるシステム)を目指したいと思います。

今回の大震災で学習したことです。
これまでもこの手法は知っていたのですが、そこまで、と思っていたので。

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