以前は、キッチンといえば北側の隅にあることが多く、
換気扇の取り付け位置はたいていの場合、外壁に面していました。

女性の社会進出にともない?キッチンはより家の中心で出てくるようになった!と言われています。
その時に気をつけなればならないこと、それは、換気扇の排気のためのダクト(筒)を
どう外まで持っていくか?という点です。
換気扇が外壁に面していませんので、外までの配管経路を確保しなければなりません。

 alt=""title=""

その工事の様子↑ 
今回のキッチンはまさに家の中心にあり、キッチンから家中が一目で見渡せるプランです。
左上の天井に換気扇がつきます。そして右上に見えているグレーの筒がダクトです。

この時押さえておかなければならないのは、このダクトが通るだけの天井裏の空があるか?
そしてよく忘れがちなのが、その途中に大きな梁がないかどうか。
結構、この大梁を見落とすことがありがちです。
ダクトが通らないから梁を欠いちゃえ!などという乱暴な業者もいるでしょう。
これは木造住宅にとっては致命的なので絶対に避けたい行為です。

事前にきちんと構造図を書き、配管経路を検討しておくことが何より大事になります。
工事が終わって天井をふさいでしまえば、まったく見えない場所だけに
こうした点はきちんと押さえておきたいですね。

キッチンを家の真ん中に!そんな時には、ここまで考えておく必要があります。


本日はメールマガジン第62号配信日です。
家づくりのイロハ『ク』グルニエ(屋根裏部屋)