2011年 4月の記事一覧

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11年04月28日 09時00分00秒
Posted by: odada2
すごい建て主さんの話です。
打合せている時 言っておられました。『完成後 壁に絵を描きたい』と・・。
確かに 聞いていました。 覚えています。でも 他にも 楽しい提案・希望が 次から次へと出ましたのでそちらに気をとられて こんなことを考えておられるとは 思ってもみませんでした。
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『負けた!』のひとことです。
でも 私にとって 「自慢の家」になりました。ありがとうございました。
11年04月25日 09時00分00秒
Posted by: odada2
さて その 設計屋ですが
建て主さんが 自分の思い通りの家を建てたいと思ったら まず 設計屋を『乗せる』ことです。「豚もおだてりゃ・・」というやつですね。設計屋が 最初のプランを持ってニコニコ現れた時 ここが 『乗せる』チャンスです。
奥さんは プランを見たら すぐに 『まあ ステキ!』と言ってあげてください。(ステキかどうかは ひとまず 置いておいて)。 ご主人には 『・・・さすがですね』と言っていただきたいのですが すぐには 言わないようにしてください。
しばらく(ちょっと長すぎるかなと思えるくらい) じっと プランを眺めてから おもむろに つぶやいてください。(さすがかどうかは ひとまず・・・)。設計屋が 一生懸命プランを考えたことに対するねぎらいの挨拶だと思っていたければありがたいです。さて このプランを 自分の思い通りに直してもらわないといけないのですが
希望を言う前に ひとこと 付けてください。奥さんは 『こうしてくれたら もっとすてき』 ご主人は『このコンセプトを生かして こうしてもらえたら』 
やってみてください。
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注意!「設計屋」(私です)の場合は これで 大丈夫ですが 「建築家」は なかなか
   手ごわいですよ。独自の「建て主説得マニュアル」(笑)を持ってますから。
11年04月21日 09時00分00秒
Posted by: odada2
これは 住宅に限りませんが 私たち建築士は 仕事でお付き合いする建築業界(工事/資材メーカー/不動産関係)の方々に 『先生』と呼ばれています。建て主さんも つられて 『先生』と呼ぶものだと思ってしまうようです。
もちろん 『建築家』の方々は 『先生』と呼ばれるにふさわしいセンス・技術・知識・実績をお持ちですから いいのですが 私は 「私って『先生』なのか?」と いまだに慣れません(ただの呼び方で意味はないとわかっていても)
「『先生』は やめてください」と言うのも 意識過剰ですので あきらめています。
でも 現場では 「おださん」ですし 「設計屋さん」と 軽く呼ばれています。『設計屋さん』と言うのは 要するに「左官屋さん」「ペンキ屋さん」「建具屋さん」といった職人さんの仲間なんですね。私は 子供のころ 大工さんになりたかったくらいですから『設計屋さん』 気に入っています。

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11年04月18日 09時00分00秒
Posted by: odada2
現場で一番えらい(?)は もちろん 建て主であるあなたですが その次は やはり 大工さんでしょうね。
みなさん 腕自慢の年季の入った職人さんですし 「この家は オレの家」くらいの気合が入ってますので 一目も二目も置かざるを得ません。その 大工さんの親方が 現場を仕切っている『棟梁(とうりょう)』です。
どんな感じかと言うと こんなおじさんです。
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私たち設計屋や現場監督さんには 暖かい(口うるさい?)教育的指導が入ったりしますが 建て主さんには 頼りになるおじさんです。
「大工さん」でも もちろん いいのですが 敬意を込めて 『棟梁!』と声を掛けて
ください。
ちなみに 下小屋で『刻み』(建築用語の話は またそのうち)の最中です。
質問すれば 手を休めて 丁寧に教えてくれます。
11年04月14日 09時00分00秒
Posted by: odada2
私たち設計士も 建て主であるあなたも 施工に関しての打合せは 現場監督さんとしますし 現場に行っても職人さんは 仕事に集中していますので 話し掛けにくいですが ちょっと紹介しておきますね。
現場を仕切っているのは 大工さんと鳶(とび)さんです。鳶さんは ビルの工事現場では 高いところ専門で 足場や鉄骨の組立てですが 住宅の場合は 基礎工事(鉄筋・型枠の組立て・コンクリート打ち)もやります。
工事が始まると まず こんな格好で現れます。(ヘルメットは かぶってないかも・・写真を撮らしてくれと言ったら「ヘルメット ちゃんとかぶらないとな」でしたから・・)
kasira.jpg
もとをたどれば 消防出初式のはしご乗りの あの「鳶職」ですから 『頭(かしら)』
と呼ばれています。上棟式があれば 「木遣り」を歌ったりしてくれます。
『カシラ!』って気軽に声を掛けてください。見た目は恐そうでもとてもやさしいです。
ちなみに『遣り方』(建築用語の話は また そのうち)の作業中です。

11年04月11日 09時00分00秒
Posted by: odada2
図面の通り芯が いまだに「い」「ろ」「は」なのは 大工さんの頭の中が「い」「ろ」「は」だからです。
木造住宅の上棟現場。符号の描かれた柱が 並べてあります。(ちなみに柱は建て主さんの希望で杉です)
この符号は『番付け』と言いまして 柱を建てる位置を 『墨付け』する大工さんが 『刻み』ながら1本1本描いておくわけですが 図面通りというか それに合わせて図面がというべきか 「い」「ろ」「は」、「一」「二」「三」です。
(いろいろ建築用語が出てきますが 説明は またそのうち・・でもなんとなく わかるでしょ?)
hasirab.jpg
真ん中に「い」「二」と描いてある柱が 「い」通り「二」番に建つわけです。
右端の「又」(漢字です「また」と読みます)「は」というのは 「は」と「に」の間を
表します(図面の「は’」)。同様に「又」「四」は 「四」と「五」の間。
(注 「四」「又」と「又」を後ろにつけることもあります)
hasirad.jpg
こちらは「ぬ」通り「一」番に建てられた柱です。
もう慣れましたけど いまだに戸惑うのは「る」「を」「わ」あたりの順番が 
「いろはに・・・」と唱えないと わからなくなることです(笑)
この柱の番付けは 住宅メーカーも工場でプレカットされる場合も いまだに
「い」「ろ」「は」です。
 


 
11年04月07日 09時53分00秒
Posted by: odada2
大工さんの建てる木造住宅の図面を 初めて見たときは びっくりしました。『え~!「い」「ろ」「は」なの!』

建築の図面には 縦と横にそれぞれ「通り芯」というものがありまして 数学のグラフと同じように 縦をX・横をY 左下のX0・Y0を基準としてX1,X2,・・
Y1,Y2,・・・と番号を付けていくわけです・・・でしたが

toric.jpg
それが 在来木造住宅の図面では 縦が「い」「ろ」「は」横が「1」「2」「3」
基準は 右上の「いの1番」・・・いまだに「い」「ろ」「は」でいいのか?!
「銭湯の下足入れか!」とツッコミたくなるくらいの違和感がありました。
描くのもちょっと恥ずかしいような感じでしたけれど みなさんはどうですか?
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木造住宅メーカーでもの図面でも いまだに 「い」「ろ」「は」だったりします。
11年04月04日 09時00分00秒
Posted by: odada2
一級建築士免許証の下半分です。免許は 建設大臣が交付しますので 登録時の大臣の名前が 大きく立派に入ります。

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建設大臣って 名前を知っているような有名な人が少なくて 『仮谷忠男』さんで
なんの不満(?)もないのですが これが『金丸信』さん『竹下登』さん(知らないかな?)だったり 最近では『亀井静香』さん『石原伸晃』さんとかの免許証を見たりすると 「どうせなら 顔のわかる名前の方が・・」なんて思ったりするんですよね。
(仮谷さん ごめんなさい)また 二級建築士の場合は 都道府県知事の交付ですから
『石原慎太郎』さんとか『東国原英夫』さんとか あるはずですだんですね。
建築士さんに会ったら 「免許の大臣 誰ですか?」って聞いてみてください。
知ってる名前だったら 建築士さんにも親近感覚えたり・・・(しないか?)
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