2022年 5月の記事一覧

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22年05月27日 01時56分40秒
Posted by: macchan


建設から18年経ってお隣が建て替えのため取り壊して、
初めて東側全体の外観を眺めることができました。

縦長の窓は吹き抜けサイドから効率的に光を取り入れるため、
2階出床の部分は内部空間の延長として、
北側のえぐり取った部分は、浴室のトップライト、
そして各開口部には350mmの特注庇が付いています。


東京時代の住まいでは、道路側からのみ、
住まいの外観が見えるということは当たり前でした。
26年前に静岡に引っ越して来て、
静岡の地でアトリエを開設してからは、
住まいの4面の外観を眺めることができる住まいが
当たり前となって来ました。

そうなってくると、東京時代では出そうと思っても
出すことができなかった屋根や庇の重要性を
静岡の西日の強烈さを体験して再認識。

以来、いかに屋根や庇のある住まいを
上手くデザインしていくかということも
設計テーマの一つとなりました。

現在の省エネルギー住宅には必須の条件を
長く考えてこられたことは、
あらためて『風土と建築』の重要性を考えさせられます。


このお住まいは、道路側からの通路上の敷地で
前面道路と接道する旗竿宅地のため、
全体の敷地29坪ですが、通路上の奥が台形の変形形状で、
建設できる敷地が24坪弱しかありません。


静岡でも非常に建て込んだ中に建っていますが、
南側がマンションの駐輪場と給水タンクで
辛うじて4.9m巾の陽当たりが担保されていました。


そこが敷地として一番狭くなっているという
非常に条件の悪い形状をしていて、
日照条件の悪い住まいですが、
南側の開口部+シースルーバルコニー+シースルー通路により
室内の奥深く日差しの届く住まいとなっています。

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22年05月13日 09時40分16秒
Posted by: macchan


大邸宅の設計というものは、
住まい手の個性が色濃く反映されますので、
建築スタイルはより広範なイメージが求められます。

・敷地面積:1685.68m2 (509.91坪)
・建築面積:336.98m2 (101.94坪)
・延べ面積:419.37m2 (126.84坪)

もう12年前に、浜松の常盤工業さんから依頼を受けて
大型宅地を分譲販売するためのイメージプランとして作成した
『贅沢なくつろぎ・森の棲み家』

大型宅地の斜面地という眺望立地ですが、
敷地内に3m近くの高低差があるため、
ここが設計するに当たってのポイントとなります。

道路側からは平屋のように見えますが、
浜松の眺望を取り込むように
敷地下段からは2階建てとなっています。

ランプウェイのある玄関と屋内2台ガレージから
住まいへアクセスして、EVと階段2箇所で
住まいの中を回遊できるようになっています。
ゲスト用のリビングと食堂、
家族用の吹抜暖炉のある広間とオープンキッチン
それに続く収納スペースとバックヤードコート
主寝室付属のマスターバスと
子供室用の家族バスなどなど。。。

外観のデザインは、いかようにでもできますが、
今回は重厚なレンガ張りの外壁に
シンプルな寄棟を架けた落ち着いた雰囲気となっています。
12年前の私の写真と共に・・・いかがでしょうか?

常盤工業さんのHPにて、12年振りに絶賛販売中です。。。

・所在地:静岡県浜松市浜北区染地台3丁目28番3
・価格:7,648.8万円
・建ぺい率/容積率:50%/100%
・建築条件付き:あり(施工:常盤工業)
※設計者は私でなくても自由です。

https://www.tokiwak.co.jp/tkw_estate/estate/detail/?id=63

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