2010年 9月の記事一覧

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10年09月28日 05時24分58秒
Posted by: macchan
某展示場1.jpg

某社・展示場物語は、即日設計・・・。
展示場を即日とはちょっと乱暴ですが(苦笑)
そこは、いろいろな事情があり、
致し方ないところ。

しかし、ベースとなるのは、
過去に提案済みの同型タイプ。

パティオ、インナーバルコニー、吹抜などの
様々な外部空間をメインフレームで
屋内的に取り込みながら、
外観に隙間と陰影を持たせる。

こうしてシンプルながらも、
深みのある外観を創り出す。

さて、まだまだ紆余曲折がありそうですが、
ひとまず、方向性としては採用でしょうか。

某展示場01.jpg

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10年09月24日 03時45分49秒
Posted by: macchan
リラク浴室1.jpg

ユニットバスを使わない。
このことは、常に防水対策、湿気対策に
最大限の注意を払う設計・施工が必要となります。

ユニットバスを使えば、
それらのことは、設備的に対応済み、
かつユニットバスによる保温効果も期待できます。

ではなぜ、その浴室をあえて採用しないで、
在来浴室を創り続けるのか。

これは、浴室がリラクゼーション空間で
あり続けるためには、
天井の素材が『木』でなければ、
という信念にも似た感覚のため。

浴室で、フウッと見上げたその先に、
優しい木材の表情が見える、
それを必要と思えばこそ。
それが、塩ビであっては・・・と。

リラク浴室2.jpg

木材の場合、すぐに桧が頭に浮かびますが、
桧では、カビが生えてきます。
私の場合は、20年来米杉を使用。
さらにAAC加圧注入処理をおこない、
さらに、撥水塗装を施します。
その他では、ヒバ材でしょうか。

こうすることで、20年経っても
大丈夫な木の天井を創ることができます。

しかし、それとて換気に
気を配ることは必要不可欠なお話し。

そうした維持管理の心遣いをすれば、
極上のリラクゼーション空間が保たれます。

リラク浴室3.jpg

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10年09月22日 06時12分26秒
Posted by: macchan
広間階段11.jpg

リフォームで、階段を広間と結びつける。
これは、限られた空間を上手く使うための常套手段ですが、
新築の例からのご紹介です。

この建物は、建坪15坪の中に玄関、LDK、家事コーナー、
洗面所、浴室、便所そして階段。
しかも、敷地が台形の変形地でしたから、まともに設計すると
諸室を割り振ることができません。

広間は、7畳弱しかありませんが
ここの階段室を持ってくれば、
階段分の約1.5畳の空間が取り入れられる。

そして、その階段下をテレビ置き場や収納とすれば、
思った以上に広々とした空間を取ることができ、
さらに吹き抜けを加えれば、
その開放感は倍増します。

スノコ通路11.jpg

周囲を建物に囲まれた敷地、
唯一日照が期待できる南側にこの吹き抜けはありますので、
建物内へと光と導くための光溜まりとなります。

日当たりが良くなると、そこにバルコニーを設置して
布団干し場へ、と当然の流れとなります。

この階段の上部には、そのバルコニーへの通路が延びています。
しかし、せっかくの光溜まりの吹き抜けに廊下が渡ると
どうしても、その分光が遮られてしまいますが、
写真では光が床から透過しています。

実はこの廊下、スノコ状となっていて、
その上に厚さ10mmのポリカーボネート板を引いた透明床。

スノコ取合01.jpg

さらに、外部のバルコニーの床も、
よく排水溝の蓋に使われるグレーチングと呼ばれる
ステンレスのスノコ床となっていて、
貴重な南の光を建物へ導くために、必要な要素として
考えられた通路とバルコニーとなっています。

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10年09月03日 06時02分59秒
Posted by: macchan
自邸20101.jpg

もう、築15年になる自邸兼アトリエですが、
様々な開口部を覆っているのは米杉ルーバー。
実験といいつつ、もう15年間、一度も
塗装をしておりませんが、
今でもしっかりしております。

この辺りは、大径木が豊富だった時代、
詰まった良木の米杉ならではだと感じます。

飛騨高山の伝統建築に学ぶではありませんが、
もともと、ルーバーの素通し感や日照調整、
さらに、それによる影を
生活の中に取り入れようと、
色々な住まいの中で考えてきましたが、
その集大成というべきか。

自邸スクリーン10.jpg

腰窓、掃き出し窓、バスコート、アプローチ、壁。
様々な要素をルーバーで覆いながら、
全体としてのデザインの統一を図ると共に、
それぞれが適度な関係を道路側から持てるように、
考えられております。

ルーバーの傾斜は、道路側に対して下向き斜め。
日を取り入れるのであれば、
空に対して上向き斜めなのですが、
外との目線の関係を保つために、
あえて逆にしております。

さらに、アイビーが絡まり、
グリーンカーテンとして増殖中。
すでに、写真の右下のスクリーン(アトリエ入口)を
すべて覆い尽くして、
それを一度剥がしての二度目の増殖。
根元の幹廻りは30cm弱と、もはや木(汗)
もとは、¥100/ポット×12株なのに・・・。

自邸外観2010.jpg

夜は一転して、建物全体が行灯のように
街に光りを提供。
アトリエの夜なべが、
まちなみに、暖かい光りを提供しております・・・
と、少々自虐的に(苦笑)

現在では、照明の8割は蛍光灯電球色に替えて、
省エネモードとなっております。

その電球交換顛末はこちらから。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/200806/article_30.html

私のブログの中でも参照数ダントツ1位の7500超。
ガンダム記事も及びません。
ブログ授業の一環で、当時の学生のコメントもなかなかです。
体を張った甲斐があります・・・は、
その内容で・笑。

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