浴室天井をウェスタンレッドシーダーで仕上げる、
これは、私が30年来おこなっている浴室仕様。
この仕様はカビが生えることなく、
長期間にわたって維持できる、私にとっての唯一無二。
少し上位仕様の場合は、青森ヒバや米ヒバを使用します。
しかし、今回の浴室天井は既製品を使用しておりますが、
これは、TOTOハーフバスのフルセット仕様。
https://jp.toto.com/products/bath/halfbath/feature/01.htm

実はリンク先を検索しても、
もう今回のような仕様は現れません。
残念ながら、昨年に廃番となってしまいました最終仕様。

天井にウェスタンレッドシーダーを使用しなかった訳は、
写真でお気づきでしょうか。
天井にオーバーヘッドシャワーがセットされております。
このため天井には使えませんでしたが、
その代わり壁全面に使用しております。
それだけ、このウェスタンレッドシーダーに対する信頼があるのですが、
壁の仕様には、水処理のために気を配る必要があります。

・下地の壁には全面に塗布防水処理
・その上に気密フィルムによる湿気対策
・ウェスタンレッドシーダーを張る下地胴縁には桧、
・ハーフバスとの境目の水切り部分には
水切り形状の杉見切り枠とパッキンにより
万一廻った水をバス側に流れる納まり
・ステンプルーフ二回塗り(撥水性木材保護塗料)
https://www.koshii.com/works/stemp.html

万全の納まりで、既製品と在来浴室のコラボができあがりますが、
重要なのは、棟梁の技量に寄るところがそれ以上に大切です。

ちなみに、こちらは鉄筋コンクリート造に青森ヒバと
グローエ社のオーバーヘッドシャワーを設置した例です。
沖縄・恩納村の別荘
https://atelier-m-architects.at.webry.info/201712/article_5.html

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  ・・・どうも、ありがとうございました。

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