2010年 4月の記事一覧

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10年04月25日 08時31分26秒
Posted by: igstylehouse
昨年頃から、色々な雑誌、新聞などで『長期優良住宅』という言葉が頻繁に出るようになりました。

主にハウスメーカーさんの方で盛んですが。そもそも『長期優良住宅』とは何でしょう?

長期優良住宅とは、、

~日本では戦後、工業化の波、大量生産の施策を受け、より多くの住宅を供給する事を目的として来ました。結果、より早く、安価に、、あまり品質の良くない住宅が多く作られて来ました。

それにより、現在、日本の住宅耐用年数は、約26年。欧米の半分以下と言うのが現実です。

そこで、

~つくっては壊す」フロー消費型の社会から、
「いいものをつくって、きちんと手入れして、長く大切に使う」ストック型社会へ~

という理念の元、劣化対策、耐震性、維持管理・更新の容易性、可変性、バリアフリー性、省エネルギー性などの性能が、

国土交通省が定めた基準をクリアした住宅を『長期優良住宅』と呼びます。

この理念、非常に素晴らしいです。いよいよ日本の住宅品質は飛躍的に良くなっていくか?と思えてきます。

しかし、立ち止まって考えるとおかしな事に気づきます。

そもそも、日本の家は昔から長持ちしていたのです。

東海地方では、未だに80年、100年と立派に立っている住いがたくさんあります。

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天竜区、築80年

これらの住いは伝統工法の知恵、文化を活かした非常に優れた技術で出来あがっています。
_DSC0032.jpg
しかし、『長期優良住宅』では、これらの伝統工法の知恵は評価の対象になりません。

なぜ?


日本の家は、高温多湿の風土に対応して、『通気性』が非常に高く出来ています。木の家では、湿気・水分は大敵です。

通気の悪い住いを造ると、湿気が溜まり、結果柱・梁・土台などの重要な木材を痛めてしまう為に、

古来日本の家では無垢材、土壁等通気性の高い素材を使い、湿気をコントロールして来ました。
DSC00786.JPG
天竜杉~加工前

ビニールクロス、集成材、サイディング、合板フローリング・・これらは通気性がありません。

従って、これらの材料は、日本の風土に合うとは言えません。⇒アイジースタイルハウスは決めました

しかし、『長期優良住宅』では、これらの素材、幾らでも使う事が出来るのです。
使用制限すらされていません。

本当になぜなのでしょう?

この続きは次回へ・・・


10年04月24日 19時45分39秒
Posted by: igstylehouse
春ですね。色々動き出して来ました。

まずは、浜松市、O様、先日は初のプラン打合せありがとうございました。

しかし、いつもいつもプラン・計画を最初にみて頂くときは緊張してます。

いやホントですよ。

はたから見ると、普通に見えるのでしょうが。。。


浜松市、S様先日、イオンでの打合せありがとうございました。

イメージしっかり描いて来ますので、次回打合せ楽しみにお待ち下さい。
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これは別のお宅ですよ。。


さて今日は、豊橋市M様宅にて増改築のお打合せでした。

いつも、図面を使って説明させてもらうのですが、これは中々一般の方には分かり難い。

そこで、『3Dイメージ図』を使って、お打合せさせて貰いますが、

こんな感じです

ライティングwhite.jpg
これで、実際にどうなるか?イメージして頂いています。まぁこちらの方が断然分かり易いですね。

実際はこうなりました。
_DSC000411.jpg
この様に、しっかりイメージ通り実現しますので。

御安心下さい。





10年04月21日 23時59分39秒
Posted by: igstylehouse
みなさん、こんばんは。

さて、先日は集成材と無垢材の違いについて書きましたが、

ログハウスとなると、無垢材の中でもさらにこだわりが出てきます。

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ログハウスの場合、柱・梁など住いを支える大事な木材が雨・風に当たる外部に出てくる為、

何よりも耐久性の高い木を使わなければいけません。

PkB1sk15k.jpg

IGスタイルハウスでは、ここに耐久性に優れた樹齢150年以上の

オールドグロスのウエスタンレッドシーダーを標準仕様としています。

カナダの先住民の人々は、生活の様々な場面で使われるこの木を「生命の木」と呼んできました。

07.10.JPG

この細かな年輪の見事な事!

ウエスタンレッドシーダーは、カナダ・北米ではカヌーやトーテムポール等、

風雨にさらされる場所で多用され、針葉樹の中で、最も優れた耐久性を持っています。

レッドシーダーは、日本では杉に似ていることから「米杉」と呼ばれていますが、

学名はヒノキ科・ネズコ属です。

杉ではなくヒノキになります。

私たちはウエスタンレッドシーダーにこだわり「資産価値のある家」をご提供いたします。

さあ、現在着工に向けて進んでいるお客様の方は、

こちらの努力家とこちらの姫君?の打合せ、そろそろ佳境に。

監督もよろしくお願いしますね。
10年04月17日 11時59分10秒
Posted by: igstylehouse
みなさん、こんばんは。

我々は住宅工事で使う柱・梁などの構造材に、『無垢材』を使用してます。

この構造材、最近でこそ『無垢材』を使う会社さんも多くなって来ましたが、
未だに集成材を使われている事もまだ残っているようです。

どっちが良いの?といろんな人・会社に聞いても、バラバラです。さてどうしたものでしょう?

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私達はこう考えています。

『集成材』と『無垢材』は一長一短があります。

『集成材』は、接着剤で木を張り合わせて作ったいわば工業製品です。

『集成材』が木と木を接着剤で貼っているという事に疑問があります。

日本の高温多湿な環境で、何十年の時間が経っても、この接着剤の成分は劣化しないのでしょうか?

劣化すると断言できる訳ではありません。しかし、大丈夫と言いきれない。


今日までの日本の家の寿命は、平均25~6年でした。

これまでと同じ様に、20~25年後建替えるのでしたら、構造材の寿命が短くとも問題無いでしょう。

CIMG7849.JPG

しかし、これからの住いは、50年、100年と永く次の世代まで住み継がれていくと

我々は考えています。

その住いに使う構造材に、本当にふさわしいのは何か?


集成材で50年・・100年・・と永い間安心して、住いを支え続けてくれるのか?
接着剤が剥れても大丈夫だろうか?どうしても疑問が残ります。

1金原前景1 (03).JPG

我々が『無垢材』にこだわる理由の一つは、ここにあります。


10年04月09日 21時43分57秒
Posted by: igstylehouse
みなさん、こんばんは。

新しく建てる住いに『和室』をどうしようか?迷う方多いのではないでしょうか?

昔だったら、とりあえず1部屋、客間として設ける方が多かった様に思いますが、

ここ最近では、あまり純和風の和室はめっきり減った様に思います。

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しかし、全く無いと床でごろごろしたくても出来ない・・・

又、まだ小さな子供さんにとって、畳は適度に柔らかく安全であり、

しかも畳には通気性もあるので衛生面からも非常に適していると言われてます。

竹林邸10.jpg

という事で、ここ最近では

リビングの一角に畳コーナーとして作るといった形や、リビングの隣に和室というのが増え、

しかも、1件1件そのお客様の特徴が表れて来ます。

100315アイジーコンサルティング  013.jpg

どこに和室を置くか?日当りは?収納の形、仏間必要?リビングと一部屋繋がりにする?・・・

一言和室と言っても、どう作るかで全く使い方が変わってきます。

ある意味、非常にたくさんの可能性がある部屋ですね。

鈴木辰矢邸05.jpg
10年04月06日 01時00分25秒
Posted by: igstylehouse
みなさん、こんばんは。

唐突ですが、木造の住まいには大体筋交という部材が入っています。

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これが、地震の時住いを支えてくれる大事な筋交です。

当然私達も、新築する時には構造計算を行い、

リフォームする時にも、現地を調査して、構造計算を行って、安全な計画を立て、正確に施工して。

という訳で、リフォームのときには、

現地調査で耐震診断を行い、実際に筋交がどう入っているか調べます。

ただ、本来なら新築時の図面に筋交のマークが書いてあるので、分かりそうなモノですが、、、

これが、、、ほんとに信用出来ない。。というか、大体違っている事が多いのですね。

昔は建ててる最中に、間取り変えたり・窓位置を変えたりと、頻繁に行われていたので、

完成した住まいと図面が違っている事が多いです。

結果、住いを支える筋交も場所が変わっていたり、無くなっていたり。。。

間違った情報を元にリフォーム計画をしてしまうと、本当に安全な住いは作れません。

という事で、我々は、『出来る限り自分の目で確かめる』を基本に耐震診断する事にしています。

こんな感じで。

P3210007.JPG
小屋裏・・・ここから入って行きます

P2060006.JPG
全景・・・中の様子はこんな感じです。築年数によって雰囲気は変わります。
例えば、築100年クラスだと・・・
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入り組んでます。良く昔の人は上手く木組みされていると驚きます。

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筋交・・・筋交の頭が見えています。これで実際に入っている場所が確認出来るのです。

今回は、小屋裏の診断の様子でした。

これを床下でも行い、1階の耐震性も調べて行きますが、次の機会に。。。




10年04月03日 09時08分09秒
Posted by: igstylehouse
みなさん、こんばんは。

本日は、IGが今度応募する長期優良住宅先導事業の提案のとりまとめを行いました。

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皆、最後の総チェックです。(清水店長滝澤店長恒川さん、今日はいないですが小出マネージャー)

あまり耳慣れない言葉と思いますが、

長期優良住宅先導事業とは、、

「いいものをつくってきちんと手入れして長く大切に使う」という考え方で、

住宅の長寿命化に向けたモデル事業の提案を、国が公募によって募り、

優れた提案に対して、事業に掛る費用の一部を補助するものです。

我々IG STYLE HOUSE リフォームの理念は、

『今ある家をより永く、より安全に、より健康で快適に』です。正に目指す所が一致なのです。

昨年も応募して、採択されたので今年も続いて行きたいと思います。

この先導事業、改修の際に工事費の1/3(最大で200万円)という大きな補助金が降りて来ます。

ですので、大きなリフォーム・増改築の場合、この先導事業と組み合わせ、

さらに良い御提案が出来、さらにさらに

金額も上手く調整できるかも知れません。

P4010005.JPG

さて、今年の応募・審査の結果は、6~7月頃になる見込みです。

皆さま御期待下さいね。

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