いよいよ最後の仕上、なまこ壁の工事です

なまこ壁とは延焼防止を目的とした外壁の表面仕上の方法で
平板の瓦を45度傾けて竹の釘で固定し漆喰を塗ることで目地を守っている
設計当初、なまこ壁を再現できる左官屋さんが少ないことと
脱落防止、経費削減から漆喰で作ったなまこ型のパーツを取り付けることになっていたが
「他県の業者を儲けさせるより地元の業者(左官屋)にお金を落とすべき」という
地域経済の振興を掲げるクライアントのひとことで
工法にひと工夫することにより地元の左官屋さんになまこを造って頂きました

 alt=""title=""

最近は住宅でも塗り壁など左官工事がちょっとだけ復活してきたとはいえ、まだまだ少ないので
ここぞとばかりに腕を振るっています