2011年 6月の記事一覧

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11年06月21日 15時10分00秒
Posted by: atmos
先月28日に大ナゴヤ大学長者町ゼミの探検隊の散策に参加しました。その後編をレポートします。
大ナゴヤ大学はここにhttp://dai-nagoya.univnet.jp/
長者町ゼミはここにhttp://csemi.seesaa.net/
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■延命院
 さて延命院には不思議な石があります。
紫雲石と思われる石の中になんと文字が入っているのです。
2文字のうち1文字はシールが張り付けてるのでわかると思いますが、もうひとつはどこでしょうか。


写真ではわかりづらいのでどうしても見つけられない人は、現地へ出かけてみてはいかがでしょうか。
延命院 http://www.aruku88.net/tera/107nakaku/enmeiin-nishiki/index.html

■馬頭石
 延命院の南の通り袋町通りを東に向かうと長島町通と交差します。そのあたりに以前馬頭石が見つかり、長らくそのおかげでこのあたり一帯は火事がなかったとのこと。

■浴衣に夢中
 やはり長者町界隈散策のお楽しみは繊維問屋街ならではの、豊富な品ぞろえから探す衣料品の買い物。袋町長者町の交差点にある浴衣店で、我が長者町ゼミの女性メンバーはしばしのショッピング。これは待つしかありません。

■滝一商店前の「都市の花」
 玄関の石と歩道のコンクリートとの間の小さな隙間は、保護され手入れされたスミレの葉が青々と、しかしひっそりと生育していました。花の季節は過ぎてはいましたが、青々とした葉は確かに選別され守られています。日の当り具合で青さが違ってくるとのことでした。


 生命にとって厳しい都会の環境の中でも、力強く育っていることに感動しました。

■中部電力本町開閉所
 桜通を北へ渡って長者町を北進すると、左側にそれは佇んでいます。
当ゼミ委員長が以前ゼミブログでレポートした記事を読むと、以前は「病院」だったとあります。http://csemi.seesaa.net/article/146599806.html

「会所」にあるためか、玄関がそっぽを向いて建っています。

「そっぽを向いた玄関」「ひっそりとさせておくには面白い風情の建物」にはなかなか興味深いものがあります。

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いよいよ散策終点の「まちの会所」。最近長者町の中心的立地から静かな現位置に引越ししました。面白そうな「絵本」や「まちの本」が本当にたくさん収蔵されていました。(完) 
11年06月20日 18時35分51秒
Posted by: atmos
「大ナゴヤ大学」という誠に知的興味と遊び心を満足する集団があります。その中でもとりわけその傾向を強く持った「長者町ゼミ」がさらなる発見を求めて、長者町カルタをヒントに尋ねる「探検隊」のイベントに参加しました。本日はゼミ生以外に長者町「町の会所」のNさんが特別に同行して、ご案内していただけました。

■短歌会館の中庭
 ビルに挟まれた小さな中庭だが、15mはあるかと思われるうっそうと茂る高木があり、とても町の中心とは思えない雰囲気があります。短歌会館は青木じょう子という地元出身の方が1964年に市に寄贈したビルです。昨年廃止の話も出たが利用者の強い要望であと2年様子を見ることになりました。

■錦通命名の由来
 広小路通にはかつて柳薬師があり、桜天神由来で名付けられた桜通との間の道を次の和歌から錦通と呼ぶことになったとのことです。
「見わたせば 柳桜をこきまぜて 都ぞ春の錦なりける」
■割烹まるぜん
 最近「煮うなぎ」で有名になった料理屋さん。M嬢の解説で店の前に群がっていたところ、当の経営者のご夫婦が店から出てみえて、一同びっくり。
 6月中旬に名古屋の芸妓さんとあの白鳳が店にやってきて、東北の食材を応援するイベントがあるとの話や、7月13日に有力新人JAZZマンが店でライブをするとのホットな情報を得られて、思わぬ収穫。

■常端寺
 駐車場のアスファルトに「割安駐車場」の表示にひとしきり盛り上がり、あらためて通の奥に建てられたビルと化したお寺をみて、会所の名残を実見。

その戻り、かるた「風の道」のモデルになった細長い敷地に面した隣のビルの壁面に、謎の4本のパイプが地面に突き刺さったように突き出て、そろって2mくらいの位置で途切れている。皆でその正体を考えたが、とうとうわからず仕舞い。まあ多少謎が残った方がいいと負け惜しみを言ってその場を立ち去る。


■「マルゼン」トライアングル
 本重町長者町交差点から北と西にそれぞれ丸善という商店があり、苗字も同じだが全くの他人という会社が紹介された。さきの割烹まるぜんを加えて、地元ではマルゼントライアングルと呼ぶそうな。

■遠山産業ビル跡地
 かるたでは「四つ角」。絵札にはかつてのビルが記されていて、Nさんの解説で地下を残して、曳き屋をした鉄骨造のそのビルは、耐震性を問われて惜しまれながらもすでに解体された、とのことでした。かるたの絵ではきちんとデザインされたいいビルでしたので、惜しまれたのがよくわかりました。

■佐織屋さんご主人Y氏
 かるたでは「主人(あるじ)」というテーマの一枚がある。そのモデルの棚橋さんという有名な方の毛糸屋さんは土日休みだったが、隣に佐織屋さんという衣料品店が開いていて、店の前の縁台をみて話していたら、ご主人のY氏が出てみえてひとしきりお話をお伺いした。この長者町のシャッターペイントは質がよく今でも色落ちしていないので、塗り替える話もあまり進展しないとか、お店のシャッターはまだ2年前と比較的新しいが、たった3日で仕上げてしまい、その余力で街灯のパイプにまで小さな芸術を残してくれた話、それを描いた学生は店の前の舗道でバーベキューをした話など、生き生きと語っていただけました。


■福泉寺
 ここも見事に会所の雰囲気がありました。通りからは参道風に敷石が続いていて奥にいざない、無住職ながら、中には立派な本尊もありました。ここで「かるた取り」をしたいという声も、本尊を目の当たりにして立ち消えとなりました。

■延命院
 やはり会所の名残と思われますが、通りには割と広く面しており、独特の「会所」の雰囲気は薄まっています。
(続く)
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