「遮熱材効果の体感」

本ブログの過去記事で書いた通り、遮熱材は輻射熱を反射します。
輻射熱とはいわゆる電磁波(例えば太陽光(紫外線・可視光線・赤外線))です。
輻射熱の特徴は、途中の空間では熱は発しておらず物に当ると熱を発生する性質を持っています。
例えば、太陽からの電磁波は地球に届くまでは熱を発していませんが、地表のガスや塵に当ってはじめて熱を発します。
そして地表で熱となり波長を変えて再度宇宙空間に放出されます。
電子レンジは、この電磁波(輻射熱)の性質を利用して物を温めています。

遮熱材効果は遠赤外線(輻射熱)ストーブを利用して実験が出来ます。
試しに断熱材と遮熱材を比較してみましょう。

遮熱vs断熱.JPG
遠赤外線ストーブに断熱材と遮熱材を当てます。

断熱材は熱く持っていられない.JPG
3分程度で断熱材は持っていられないくらい熱くなってしまいます。

断熱材は熱(冷・温)を溜めてジワジワと小出しにします。
その熱量よりも大きい冷暖房で暖めたり冷やしたりすると部屋内が快適温度に出来るのですが、それ自体が熱源(冷・温)になってしまうので、いつまでも熱く・いつまでも冷たい状態になります。

遮熱材は温度変わらず.JPG
遮熱材は輻射熱を反射するため、自身の温度は全く変わりません。
当然箱の中の温度も変わりません。

また、遮熱材で作った筒の中に手を入れて遠赤外線ストーブにかざしても全く熱くなりません。
遮熱材に手を入れていれば1時間経っても熱くならない.JPG
1時間かざしていても同じです。


この実験で遮熱を体感していただくために、ストーブ・遮熱箱・断熱材ブロックを大型カバンに詰めて歩いています。
もし「面白そう」「本当?嘘でしょ?大げさじゃない?」「体感したい」という方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
大型カバンを持って馳せ参じます。(^^)/


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