「ゲリラ豪雨」

ここ数年でよく聞くようになった言葉です。
これまでの日本では考えられない、バケツをひっくり返したような雨が降り、
台風時よりも多い雨量が短時間で街を襲っています。

東京23区の下水道は1時間に50ミリの雨を捌けるように設計されていて、
それを超えた場合の「ハザードマップ」を作成しているのですが、これが何とも。。。

昨今のゲリラ豪雨は1時間に100ミリ近い雨量が記録されています。
所謂「想定外」の雨量であり、条件の悪い場所では滞留・逆流・逆噴などの
被害が出ていて、ハザードマップの想定をはるかに超えてしまっています。
早急に見直しが必要なのでは!?

ゲリラ豪雨により、下水道と同様に建築物にもかなりの影響が出ています。
マンションやビルのベランダは、屋上からの雨水配管(竪樋)が各フロアを
中継しながら流れていきますが、ゲリラ豪雨時には短時間に多量の水が流れるため、
各階での排水が追いつかず、最下階のバルコニーに逆噴してしまう現象が起こって
います。そのため土嚢を設置したり、排水ポンプで汲み出したりしていて、大雨の
夜には、心配で寝られないという住民の方もいます。

下水道も建築もこれまでの設計が通用しなくなってきていることを痛感しますね。
特に地下のある建物は要注意です。

これからは家やマンションなどを選ぶ際に、土地・造り・間取り・環境 等と併せて、
地域の天候特性や、場合によっては地域の歴史にまで目を向ける必要があるのかも
しれませんね。




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