「寒さ・結露対策にも遮熱材」

冬場の建物への熱の供給の特徴
○ 地軸が傾いている事により、太陽光の入射角が小さく単位面積当たりの日射量が少なくなる。
○ 一日の日照時間が短いので日射量も少なくなる。
○ 冷たい風により建物の熱が奪われる。
○ 太陽光の入射角が小さいので窓から入る日射の量は増加し、熱の供給は増加する。




冬場には、建物の熱は「熱は暖かいほうから冷たい方へ」のルールに従い、室内側から屋外へ放射されます。

日本では、一般的に建物周囲に断熱材が施工されていますが、断熱材は熱の吸収材で、室内に熱を保持することはあまり得意ではありません。
そこで、天井や壁に遮熱を施すと建物は魔法瓶のような状態となり室内の熱は殆ど室内に保持することが出来ます。
太陽光の入射角が小さいので窓から入る日射の量は増加し、熱の供給は増加します。この熱が室内に保持され、室内の熱効率は更に向上します。

イメージ的に遮熱すると冬は寒いと思われがちですが、冬は確実に暖かい環境を作り出せます。




また、省エネというと「夏場」のイメージが強いですが、実際には冬場の方が多くの電力を使用しているところが多いそうです。
実は省エネには冬場の対策が効果が大きいのです。
そこで遮熱をすることによって、外からの熱は屋外に97%反射、内からの熱は室内に97%反射出来、建物は魔法瓶の様な状態になりますので
非常に少ないエネルギーで保温が可能になります。

また、冬場には配管や壁面に結露が発生します。
この結露の主な原因は、屋外に面した部分と屋内との温度差によるものです。
遮熱材は、熱を与えても素材の温度は常温に近く両面の温度差が殆どありません。また湿気を100%通しませんので、
結露の発生も防ぐことも出来ます。


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