2011年 7月の記事一覧

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11年07月26日 20時57分38秒
Posted by: sowa
前回に続き、熱中症についてです。

基本的に、熱は温度の高いところから低いところへ移動します。
よって、体温が気温よりも高い場合は、皮膚から空気中に熱が放射して
体温の調整がしやすくなります。また、湿度が低いと汗が蒸発しやすいため、
体温コントロールがしやすくなります。

しかし、気温が30℃を超えると、体温よりも6~7℃も低い気温なのですが暑さに汗が吹出します。本来ならば、気温が体温よりも低く、皮膚から温度が放射されるので、涼しく感じるはずなのに何故でしょうか?

この理由は、輻射熱が大きな原因となっているとのことです。

ここで電子レンジを想像してみて下さい。
レンジのスイッチを入れると、レンジの中の料理に電磁波(輻射熱)が照射されます。
輻射熱は物にぶつかると発熱する性質を持っていますので、レンジ内の気温はそのままで
中の料理だけ温まります。

自然界でもこれと同じことが起こっています。
太陽熱も輻射熱で、これが体にぶつかって体自体が発熱しています。
つまり、私たちが感じている温度は 『 気温 + 体自体の発熱 』 なのだそうです。

では、なぜ太陽の当っていない室内で静かにしていても体温が上がってしまうのでしょう?
実は建物の中にいても、輻射熱は90%以上(天井から侵入する熱)が通過して室内に
入ってきています。(これはアメリカの多くの機関の報告からも実証されているらしいです。)
だから、室内で静かにしていても建物を通過してきた輻射熱により体が発熱してしまい、熱中症になってしまうとのことです。
(建物が電子レンジ本体・体が料理となってしまっていると考えるとイメージしやすいです。)
つまり、熱中症防止には、輻射熱を遮熱することが一番なのです。

今年の夏も昨年同様に暑さが厳しくなるとのことです。
屋内にいても、大丈夫だと思わずにしっかりと暑さ対策をするようにしましょう。


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11年07月22日 10時46分42秒
Posted by: sowa
「熱中症」とは熱射病や日射病の総称で、体温を調整する機能に異常をきたして起こる病気で、体温がどんどん高くなってしまう機能障害だそうです。


熱中症の症状は主に下記の4つに分類されます。

熱失神:目眩がしたり、失神したりする。高温・直射日光により血管が拡張し、血圧が下がることによって生じる。

熱けいれん:痛みを伴った筋肉のけいれん。脚や腹部の筋肉に発生しやすい。汗をかくことにより、血液中の塩分が低くなり過ぎて起こる症状。水分を補給しないで活動を続けたときはもちろん、水分だけを補給したときにも発生しやすい。

熱疲労:目眩・頭痛・吐き気などがおこる。汗を多量にかき、顔色が青白くなる。脱水症状によるもので、熱射病の前段階ともいわれる。

熱射病:目眩・頭痛・吐き気などがおこり、重度になると昏睡・全身けいれんなどがおこることもある。水分や塩分が不足し、体温調節機能が異常をきたした状態で、死に至ることもある。


このように、熱中症は体温の上昇が最も大きな要因です。
対処方法は水分・塩分をこまめに補給し、涼しい所で休むこと。また重度の熱射病の場合は早急に病院に行く必要があります。

身体に異常を感じたら、大丈夫と思わないで、すぐに対処しましょう。
特に体力的に弱い、お子さんや高齢者はお気をつけ下さい。

「運動をすれば体温が上がるのはわかりますが、なぜ室内で静かにしていても体温が上昇してしまうのでしょうか?」これについて、次回お伝えしたいと思います。


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11年07月07日 13時36分38秒
Posted by: sowa
今日は七夕ですね。

今宵は天の川がきれいに見えますでしょうか?
東京での統計では晴れる確立は26%だそうです。

もともとの七夕のお話は、中国で起こり日本に渡ってきたらしいです。

「七夕伝説」
昔、天の川のほとりに織女と呼ばれるそれは美しい天女が住んで居ました。
織女は、天の支配者である天帝の娘で、毎日機織りに精を出していました。
織女の織る布はそれはみごとに光り輝き、季節の移り変わりと共に色どりを変える不思議な錦です。
また、天の川の西にはとても働き者の牽牛という牛飼いの青年が住んでいました。
天帝は二人を似合いと思い、結婚させることにしました。
こうして織女と牽牛の二人は結婚し、新しい生活を始めました。

しかし、結婚してからの織女と牽牛は天の川のほとりでお喋りをしてばかりで、お互いの仕事はすっかり止めてしまったのです。
天帝も始めは新婚だからと大目にみていましたが、2人はいつまでたっても働こうとしません。
天帝はすっかり腹を立て、「お前たちは、自分の天職をすっかり忘れてしまったのか!心得違いをいつまでも放っておく訳にはいかぬ。再び天の川の岸辺に戻って仕事に精を出しなさい。」「心を入れ替えて一生懸命仕事をするなら1年に1度、7月7日の夜に会うことを許してやろう。」と申し渡しました。

二人とも離れて暮すのがとても辛く、涙にくれるばかりでしたが、天帝の言いつけに背く事もできず別れを告げると、織女は天の川の東へ、牽牛は西へと帰って行きました。

それ以来、2人は年に1度の再会を励みに、以前のように仕事に精を出すようになりました。

ところが、2人が待ち焦がれた7月7日に雨が降ると、天の川の水かさが増して、織女は向こう岸に渡ることができなくなります。
2人は天の川の東と西の岸辺にたたずみ、お互いに切ない思いを交しながら川面を眺めて涙を流すのでした。

7月7日に雨が降れば...そんな2人を見かね何処からともなくかささぎの群が飛んできて、天の川で翼と翼を広げて橋となり、織女を牽牛のもとへ渡す手助けをしてくれるのだそうです。
~ 以上、七夕伝説 抜粋 ~

今宵は2人が無事に会えるといいですね。

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