線路沿いの、
細長い、三角形の敷地に建つ、
店舗+二世帯住宅、酒楽和華 清乃...。


住宅部分の、
しっとりとした白い壁とは対照的に、
1階店舗部分の壁は、
あえて、ざらついた質感を出しています...。


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この壁は、
コンクリートを打つ時の型枠に、
木の板を加工して使うことで、
出来上がった壁の表面に、
わざと、木目のあとを付けています...。


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上の階の壁は、遠くから見て、
美しく目立つことを意図していますが、
下の階の壁は、店舗を訪れる方が、
近くに寄ってみてはじめて、
おやっ、という感じでわかるような、
微妙な質感をねらっています...。


この飲食店の、
手作りにこだわるポリシーを表現しつつ、
浮遊感を持った、
真っ白な立体である部分に対して、
下から生え出たような、
重い質感を持たせることで、
上下の階を対比させることも意図しました...。


そして、さらに...。


木の板を型枠として使い、
木目を転写した外壁に対して、
店舗の中の壁は、
木の板そのものを壁に張っています...。


20131214-清乃009.jpg


内部と外部は、
ちょうど反転したような材料で出来ています...。


ネガとポジのような関係です...。


建築の内と外、
用途の違う上下の階...。
それぞれを微妙に仕上げを変えながら、
関連づけて、
一つのストーリーをつくりたいと考えました...。


仲摩邦彦建築設計事務所