2011年 4月の記事一覧

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11年04月30日 06時12分47秒
Posted by: moriken
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建築家 篠原一男の著書「住宅論」を読んだ。発行は1970年で
私が購入したのは第24刷、40年前の本だがいかに多くの指示
を得ているかが分かる。

記憶に留めておくために、心に残る言葉を記録する。

「権力の上で倒底たちうちのできない大名たちえのレジスタンス
として作り上げられたというところに、また茶室建築のもつ宿命が
ある。このわび・さびの結晶のような空間は、やはりネガティブな
エネルギーによって支えられていると考える以外にはない。日本
の建築が日本的であればあるほど、それは停滞的なエネルギー
のなかで形作られてきた。われわれが冷静にみつめなければな
らない事実がここにある。」

「すぐれた民家は豊かな風土のなかにつくられる。きびしい風土は
すまいにきびしい表情をあたえる。たから民家は正確には建築で
はなく、自然の一部なのだと私は思う」

「貴族のつくった建物は京都にあっても平泉にあっても、きっと同じ
ような表現をもつことができたであろう。それは建築として意識され
たもの、すなわち意匠されたものであるからだ。ここに民家と貴族
のすまいとの質的な相違がある。」

「民家は生活と結び付けて考えたときにだけ、現代的に意味がある
ように思える。民家は外側からではなく、内側からとらえるべきだと
わたくしは思う。」

「人間は、自分たちのすまいに対して保守的である。」

「その民族に残された優れた伝統のもつ様式の上に、自己の様式
を重ね合わせ現代の創造のみちを発見していく人びとが、ほんとう
の伝統の継承者になりうる。それには、民族の文化の本質的なも
のをまず正しくとりだすことができなければならない。また、自己の
様式へのきびしくそして奥行きの深い立体的な構想力をもつことを
要請されるだろう。」

「住宅は美しくなければいけない、空間には響きがなければいけな
いと私は考えている。」

「戦後にあらわれた合理的な生活様式が目指したものは、この古い
時代の様式の克服であった。それは多くの部分で成功を収めた。
そして、同時に日本の空間から響きを消してしまった。」



ブログ目次
陽だまりと木陰で暮らす、地球と住人にやさしい家づくり
光熱費1/2のエコ住宅シリーズ
健康維持増進住宅シリーズ
土地・建物の税金ガイドシリーズ
敷地検討時の耳より情報シリーズ
断熱・気密など住環境関係情報
新アトリエ建設プロセス
住宅建設コスト解説


陽だまりと木陰で暮らす、地球と住民に優しい家づくり【マゴコロハウス】
一級建築士事務所 森建築設計:http://moriken.p1.bindsite.jp/
神奈川県川崎市中原区等々力17-5 tel:044-744-1596
メールアドレス : morikentiku-mori@hkg.odn.ne.jp
11年04月04日 10時05分46秒
Posted by: moriken
スキップフロアと半屋外空間で明るく楽しい家 プロジェクト 4
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前回のブログ記載が2月15日、私の誕生日でした。それから
1カ月半ほど経ち、まずは湘南地域の企画住宅として考えた案
を完成させました。

この案にパッシブの要素を巧みに付加して発展させる予定です。

さて、この原案は「半屋外空間」をどう住宅に取り込むかが主要
なコンセプトになっています。半屋外空間に求める目的と位置付
けにより3つのタイプを考えました。

■住人は敷地条件や家族構成、暮らし方などからどのタイプが
 適しているか選ぶことができます。
①ENTRANCE GARDEN type(エントランス・ガーデン・タイプ)
②CORE GARDEN type(コア・ガーデン・タイプ)
③SKY GARDEN type(スカイ・ガーデン・タイプ)

■次に、3つのタイプに共通する基本構成が5点あります。
①スキップフロア
 内部居室空間を4つのエリアに分割し、それぞれのエリアを
 スキップフロアで連結させました。縦方向の移動導線は建物
 の中央に位置するエリアとし、この両サイドをスキップフロアの
 居室スペースとすることで、落ち着きあるたまりの場を作りました。

②オープンプラン
 内部は間仕切りのないオープン空間とすることで、斜め上下に
 連続するスキップフロアをより楽しく、より広がりを感じるよう
 計画しました。オープン空間は通気性能が高く、室内環境を
 均一に近づけます。

③コンパクト
 5.46m×7.27m(3間×4間)のコンパクト設計。建築面積39.7m2。
 小さな家は最大のエコです。

④スケルトン&インフィル
 構造壁は外周面に集約し、内部の壁は撤去可能な構造としました。
 キッチンの移動や将来の家族構成の変化に対応でき、住宅の寿命
 を長命化することができます。

⑤南側屋根勾配
 太陽光発電パネルや太陽光集熱面に対応できるように、比較的
 大きな南向き勾配の屋根をデザインに取り入れました。
 軒の出は夏の陽射し遮り冬の陽を室内に導く出幅です。

この計画が今後どのように発展していくのか、自分自身とても楽しみです!!

「スキップフロアと半屋外空間で明るく楽しい家」のブログ目次
1 ファーストプラン依頼
2 ファーストプラン中止
3 企画住宅への新展開
4 湘南ガーデンハウス

ブログ目次
陽だまりと木陰で暮らす、地球と住人にやさしい家づくり
光熱費1/2のエコ住宅シリーズ
健康維持増進住宅シリーズ
土地・建物の税金ガイドシリーズ
敷地検討時の耳より情報シリーズ
断熱・気密など住環境関係情報
新アトリエ建設プロセス
住宅建設コスト解説

陽だまりと木陰で暮らす、地球と住民に優しい家づくり【マゴコロハウス】
一級建築士事務所 森建築設計:http://moriken.p1.bindsite.jp/
神奈川県川崎市中原区等々力17-5 tel:044-744-1596
メールアドレス : morikentiku-mori@hkg.odn.ne.jp
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