・所在地:広島県呉市
・主要用途:大之木ダイモ モデルハウス
・敷地面積:148.85m2
・延べ面積: 99.96m2
・2階建て
・竣工:2016年5月
・構造:国産杉材Jパネル落とし壁工法
・施工:大之木ダイモ

・建設プロセスと設計・施工ポイントはこちらから。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201707/article_2.html
http://daimo.jp/kinoie/modelhouse/4960/

呉市を拠点にした創業98年の大之木ダイモは、
材木業から興り、建築・土木・物流・ホームセンターを
展開する地元主幹企業。在来工法による住宅事業を
展開するの中で、新しい木造住宅商品開発として
国産杉材Jパネル(国産材3層クロスパネル) を柱の間に
落とし込み梁を組み込んでいく、落とし壁工法による
モデルハウス『木香の家』を開発しました。

 

計画地の北側には黒瀬川と山裾の風景が広がっていますが、
北入りで間口が狭く奥行きが深い敷地形状のため、
通常であれば1階からこの北側の風景を住まいに
取り入れる発想はほとんどありません。

ここでは川辺の豊かな風景を1階に取り入れることを
テーマとし、南デッキ→広間→趣味コーナー→玄関→
北風景を見通せるヌケと風の通り道を取り入れて、
15坪ながら広がりのある平面計画となっています。

 

玄関脇の趣味コーナーには、作り付けのソファベンチ
と本棚があり、寛ぎながら南北の風景を同時に
楽しむことができる空間です。
また吹抜のある広間・厨房・堀座コーナー・
屋根に覆われた南デッキが田の字型に配置されて、
内と外が相互に関係し合いながら、
豊かな生活空間を作り出します。

2階は約2mと低く抑えられた桁行きから
上り梁が延びて、適度な高さの吹抜の広がりが
寝室・個室空間を包み込んでいます。

 

広間・厨房・堀座には温水床暖房、
洗面横には温水パネルウォーマーがあり、
高気密・高断熱の住まいに、
適度な暖かさを確保しています。

 

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