カミハテ商店01.jpg
静岡出身の山本起也監督。
6年前に『ツヒノスミカ』は、
2008年第4回国際ドキュメンタリー映画祭・PUNTO DE VISTA
(プント・デ・ビスタ)最優秀監督賞(ジャン・ビゴ賞)受賞。

監督自身の祖母(90歳)が一人暮らしをする市内の住まい。
老朽化と同居により取り壊すことになった、
そのひと夏の姿を追ったドキュメンタリー映画です。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/200806/article_31.html

その監督の6年振りの映画『カミハテ商店』の先行上映を見てきました。
山陰の小さな港町、上終(カミハテ)。
断崖絶壁の自殺の名所近くで、一人ひっそりと
商店を営む主人公・千代。
そんな最果ての地を、人生の終焉の地として選んだ人々が、
千代の焼くパンと牛乳を買って、食べ、そして旅立つ。
その度に、千代は・・・・・。

本作品は、第47回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭の
メインコンペティション部門正式招待作品として上映されています。
http://www.kitashira.com/kamihate/introduction/

自殺という重いテーマ、生と死をどのように受け止めるか、
いろいろと深く考えさせられる映画でした。

それにしても、主役の千代のセリフの少ないこと。
その表情の変化は、物語の進行と共に、
微妙に変化していくのが分かります。
生から死へ、そして死から生へ・・・。
山本監督の独特の世界観は、健在でした。

主演の高橋惠子さん、同時進行的なストーリーは、寺島進さん、
プロデューサーは、高橋伴明氏(高橋惠子さんご主人)、
俳優兼ラインプロデューサーの水上竜志氏は物語でも登場。

カミハテ商店001.jpg

http://youtu.be/hGCR80PmAKM


そして、本作は京都造形芸術大学映画学科の学生が、
プロのスタッフ、キャストとタッグを組む、
『北白川派映画芸術運動』第三弾として製作されています。

カミハテ商店11.jpg
一般上映は、2012年11月10日より、
渋谷ユーロースペース他、全国で順次公開されています。
静岡では、静岡シネギャラリー・サールナートホールで
2013年1月5日(土)より公開です。
http://www.cine-gallery.jp/cinema/2012/2012kineneventippan.html

・島根県隠岐郡海士町(あまちょう)・『カミハテ商店』ロケルポ
http://www.town.ama.shimane.jp/topics/1000-1/post-54.html

・京都造形芸術大学映画学科・『カミハテ商店』
http://www.eiga-gakka.org/2012/09/kamihate-2/

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 ・・・どうも、ありがとうございました。

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