水回りのリフォームでの便所の位置づけは、
広さや設備、手摺と様々な条件が加えられると思いますが、
光の取り入れに関しては、後手になりがちです。

特に、両隣がほとんど接するような狭小の住まいでは、
窓を付けるという工事自体ができない場合もあります。
今回は、そんな状況でも光を導き入れる実例です。

1便所-浴室1.jpg

最初は、浴室→洗面所→便所という繋がりで、
浴室だけが道路側に面している場合です。

まず浴室にトップライトを設置して、
その豊富な光を浴室に取り入れます。
そして、浴室扉脇に内部窓(外部サッシ)を設けます。
これは、洗面台の脇になりますが、
これによって、浴室の扉と共に光が導かれて、
洗面所が明るくなります。

さらに、その横にある便所に対しては、
天井部分に高窓を設けて、洗面所内の光を
さらに、奧の便所へと導き入れます。

この場合は、光の取り入れ口となる浴室では、
通常の壁窓では厳しいので、トップライトが必須で、
これは天井窓が壁窓の3倍の光量が得られからです。

次は、広間の高窓から便所へ光を取り入れた実例です。

2食堂-便所1.jpg

この高窓が便所の窓となりますが、
ここから反対側の道路側広間窓までは、4.5mほどありますが、
白い壁・天井とすることで、十分な光が
この壁面まで到達します。

3広間-便所1.jpg

さらに、この便所と洗面所との間にある扉上の壁を無くすことで、
その横にある洗面所まで、光を導き入れることができ、
ここでも、壁を白くすることで、
その効果をより高めることができます。

4便所-洗面1.jpg

このように、外部に接していなくても、
光は工夫次第で導くことが可能となります。

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