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冬のサンルームは、 光だまりだったり

観葉植物の生育場だったり、
室内環境の延長として
気持ちの良い空間として大活躍する場所。



しかし、冬暖かいということは・・・・、

そう、夏はめちゃくちゃ暑いということ!

特に静岡のような所では

半端な暑さじゃなくなるでしょう。



今回はそれを上手く克服する例を紹介しましよう。

それにはプランニング上の工夫が二つあります。



まず、必ず二方向以上が外気に面する様にして、

この2つの面に窓を設けることです。

これにより夏場の通風を確保することができて、

暑さ軽減の役割を果たすことができます。



次に、サンルームとそれに続く部屋との間に

全開できる引き違い戸を設けておきます。

この全開でできるというところがミソ。


普通の引き違い戸では、

結局どちらか片方しか開かない。


これだと、空間を繋ぐ建具としては不十分。


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2枚の建具が壁面に引き込むことができれば

2枚分の空間で繋がることになります。


こうしたサンルームでは
木製建具で製作することになりますが、
これをガラス戸にしておきます。



サンルームとの間にこの建具を設けておくと、

夏場は、風景をそのままに

ここを外部として扱うことができます。



つまり、サンルーム内の窓は開け放しておいて、

それに続く広間との間にある

この引込式引き違い戸を閉めておく。
こうするとサンルームを外部として

切り離すことが可能になるでしょう。

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こうして設置したサンルームの実例。


左手が食堂、手前が広間。

つまり、L型に囲まれた空間の
隅にサンルームを設けています。



ここはすべて木製建具にして
両方とも
掃き出し戸にしてあり、

そのまま外のデッキに出られます。


外部から、そして、サンルーム内の見返し。


奥の広間と右手の食堂との境には

引込式引き違い戸があるんですが、

ここでは壁の中に収納させていますので

普段は建具の無い状態にできます。



さらに地震用の揺れ止めにスチールの

タイバーと呼ばれる水平ブレースを設け、

これをプランターの吊り下げ用に
活用していますので

上から緑を垂れ下がらせるのに便利。



また、サンルームの床はデッキになっていて

床下は、外部となっています。
こうした内部にも、外部にも扱えるサンルームですと
夏冬共用の使い方ができることになります。

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