階段の上がり易さ、それはなによりも、
1段1段の高さです。

私は、ほぼ18.5cmの高さを維持するように

いつも心がけています。



一般住宅の2階の高さだと14〜5段になります。

また、踏面も25cm前後。


こうした基本的なことをやりながら

いかにその住宅にあった階段を考えるか。


住宅の中にあって、何気なく、

普段から意識しない部分に注意を払うと、

住宅が生き返るものなんです。



なによりも、いえの骨格が明るい住宅は
健康的ですよね。


いつも光の取り入れ方に腐心するわけですが

それを突き詰めて考えていくと、 

手摺と段板があればさらに光が取り込める・・・。



そんな飽くなき探求心の末に生まれた

スリムなダイエット階段がこれ。
デザインだけが目立つように見えますが、

肝心の機能面でも最大限の努力を払っています。

0127_01.jpg



オープンプランの居間から2階へ上がる階段。

踊り場にある窓からの光が段板の間から

差し込んでいるのがお分かりでしょうか。



もしこの階段が普通のだったら、

さしずめここは階段収納になっているのでしょうが、

部屋広さは手前の壁までになってしまいます。



0127_02.jpg

2階に居間のある住宅。

こうした住宅では、階段・2階ホールが

本当の玄関になるわけですから、暗さは禁物。


また、壁にも建具によってできる厚みを
利用して
様々な光の仕掛けがあります。

奥様の趣味のステンドグラスも建具に。

0127_03.jpg



これは、建物内に取り込まれた外部階段。

ここでは、手摺も巾38ミリのスチールとワイヤーのみ。

こうしたスリムな階段には、
スチールを併用しないと
できませんので、
少々施工上の工夫が必要です。



最後に、こうしたスリットのある階段は 、

小さいお子さんのいるいえでの使用は控えて下さい。
蹴込の部分から、落ちることもありますから危険です。


子供にとって、階段は格好の遊び場です。 

でも、遊び場になるほど明るい階段っていうのも

魅力的ですよね。

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