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豊田物語は、お父様の思い出を継承する住まい。
玄関扉、下足入れ、床の間、障子、欄間など、
新しい住まいに再生して、継承します。

その中で、一番大きなものは、玄関下屋。
銅板葺きの屋根は、
・杉丸太/柱・梁 140Φ×2本
 L=2500/3300
・杉化粧垂木/40×70@455×10本
・杉木舞/24×24@160×11本
・杉広木舞/21×100×3500
・杉化粧野地/12×90
から構成されており、解体時に大工さんにより撤去。

洗いを掛けて、使用できる材料を吟味し、
杉木舞と杉化粧野地は、小さい釘が多く、
再生を断念し、新しい材料に。

化粧垂木は、再生する屋根の位置が逆となるため、
どうしても、留め付けの釘あとがでてしまうので、
ここに、絞り丸太を追加して隠しました。

杉丸太は、アンカーにより土間に緊結され、
格段に、頑丈な仕様に変身。

新しい材料と古い材料との色違いは、
外部用ステインを変えて、色合わせ。
全体として、違和感なく再生完了。

あとは、玄関扉と欄間が再生され、
ガルバリウムの外壁や墨入りモルタルが引き締めると、
さらに、イイ感じになりそうです。
20140112-下屋再生1.jpg

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