2011年 12月の記事一覧

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11年12月26日 08時01分00秒
Posted by: macchan
私のよく使う建築金物はベスト社製。
http://www3.best-x.co.jp/besthp/index.html
社長のものつくり精神共感とご自宅リフォームという、
もう25年来、昔から深いご縁がありました。

住まいに引き戸を多用することが多いのですが、
その場合に使用する建築金物は、
レール、戸車、引き手、鍵。

レールは真鍮フラッターレールを
床のフローリングに直接埋め込んでスッキリと
段差無く納めて、サイレント戸車でスムースに。

引き手は、角引手を使用しますが、
ビスが見えるタイプと見えないタイプを使い分け。
http://www3.best-x.co.jp/besthp/prod/detail.php?goodscode=367&new=
http://www3.best-x.co.jp/besthp/prod/detail.php?goodscode=327-S&new=
引き戸となると、戸袋側に引き込んだとき、
引き出すときに必要となる扉小口の引き手。
半回転取手が一般敵ですが、
こちらは、引き出しやすさを考えて、
箱形回転取手を使用します。
http://www3.best-x.co.jp/besthp/prod/detail.php?goodscode=361&new=

最後に、引き戸表示錠。
これは、便所や洗面所に使用する鍵ですが、
これまでは、こちらを使用。
http://www3.best-x.co.jp/besthp/prod/detail.php?goodscode=266&new=
プッシュ錠11.jpg
戸袋の中に引き込まれるので、埋め込み型となり、
その分、どうしても操作部分の突起が小さくなり、
年配の方には、ちょっと使いにくい感じがしておりました。

先日、東京本社ショールームに某物語2012(汗)
の打ち合わせで立ち寄った折、
見つけましたのが、新商品のプッシュ式鎌錠。

これだと、押し込み式の錠前ですので、使用が簡単。
非常解装付きですので、鍵を掛けたあとでも、
外からコインで解除できます。

その場で富士物語の監督に電話をして、
現設計の引き戸錠をストップさせて、
この新型をギリギリ間に合わせることができました。

年末には発売されて、
来年のカタログには、載ることでしょう。
もちろん、某物語2012にも・苦笑。

金物一つにも、出会いとタイミングの物語があるのでした。
プッシュ錠21.jpg

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11年12月24日 08時39分43秒
Posted by: macchan
k浴室1.jpg
私の浴室は、在来浴室なのは、もうご承知の通り。
https://www.kenchikushiblog.com/macchan/archive/2010-09-24/

富士物語は、もともと湿気に強い米ヒバに
さらにAAC加圧注入処理をして、防カビ性を高めています。
床は、ヒンヤリしないサーモタイルは定番。
今回は、ミスト付きの浴室暖房乾燥機が付いてますので、
下地処理も念入りにおこなっています。

もう一つ、重要なのは窓外の風景。
ちょっとした、植栽で浴室の魅力はさらに高まります。
https://www.kenchikushiblog.com/macchan/archive/2011-07-05/

母屋との間にある中庭は、
玄関からのアイストップと共に、
主寝室、浴室からも眺められる配置。

以前の解体した住まいの瓦を敷き詰め、
モミジ、フッキッソウと深草三和土、那智白玉石敷き込み
という構成の中庭完成は、来年早々です。
K中庭1.jpg

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11年12月23日 08時03分25秒
Posted by: macchan
K洗面所11.jpg
主寝室に直結した洗面所は、
ドレッサールームを兼ねますので、
様々な機能を考える必要があります。

まず、カウンターの高さ。
通常の埋め込み式ですと、80cmとなりますが、
これだと座って使うには、高すぎます。
洗面器をカウンター上に載せるタイプに選択すれば、
67cmに押さえることで、ドレッサーカウンター
としても共用することができます。

そこには、拡大鏡や化粧品棚、引き出しが用意されます。
また、タオルや衣類収納は、引き出しタイプとすることで、
奥行きまで有効に使うことができます。
もちろん、洗濯カゴ置き場も必要ですね。
K洗面所21.jpg
照明は、鏡の中に埋め込んで正面に。
天井面に断熱兼拡散材となるツインカーボ・タフネスを取り付けた
トップライトもありますので、
自然な明るさの中で、過ごすことができます。
https://www.kenchikushiblog.com/macchan/archive/2011-10-04/

鏡上部の和紙入りガラスの窓は、
背面にある中廊下に、この明るさを導くための室内窓。

奥様が選定したクリスタルアクアのカウンターが、
良いアクセントなっています。
白を基調とした、清潔感と透明感溢れる洗面所です。
K洗面所31.jpg

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11年12月22日 12時21分49秒
Posted by: macchan
南外観1.jpg
無事、引き渡し・引っ越しが終わりまた富士物語。
引き続き外構工事が残っていて、
以前の建物のアプローチからの眺めのように、
既存風景の中に溶け込むまでは、
まだ、あと1ヶ月あまりは必要となります。
既存南外観1.jpg
住まい手へ受け渡された住宅は、
第二章に突入し、
外構が終わるまでには、落ち着くはず。

ゆったりとした時間が流れる富士物語は、
あともう少し、刻の流れが必要です。
広間網戸1.jpg

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11年12月18日 17時52分41秒
Posted by: macchan
K広間11.jpg
古き素材と新しい素材が、
できるだけ違和感なく出会えるように
しつらえられた空間構成。

床は、メープルフローリング、
壁は、ルナファーザー(紙クロス)+ホタテペイントの
調湿し、呼吸する壁とポイントに手漉き和紙。
和紙といっても軽く水拭きができる撥水紙。
いつもの、丸和さんの『彩かさね』です。
http://www.tamagami.jp/aya%20top/toppageframe.html

天井も、ホタテペイントと勾配天井は、米松縁甲板、
南側は、米杉のペアガラスの木製建具。
納まりを工夫して、隙間風を排除するディテールで、
ガラス戸とルーバー付きの網戸がセット。
中間期には、向かいの保育園から視線を
深い庇とこのルーバーで軽減しつつ、
緑多い庭を渡ってきた涼風を住まいに取り込みます。

K広間21.jpg

まだまだ、殺風景ですが、
庭に続くデッキと透明屋根、
置き場所を与えられた古箪笥や置き家具、
役割を与えられた役者が勢揃いするには、
あと1ヶ月少々でしょうか。

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11年12月16日 05時58分38秒
Posted by: macchan
欄間ガラリ1.jpg
富士物語の冷暖房は、山武のセントラル方式。
http://www.azbil.com/jp/product/kikubari/
これにより、各室はもとより、廊下、洗面所、便所と
家中どこでも、均一な温度分布となり、
ヒートショックを防ぐことができます。

これは、冷暖房されて居室から廊下や便所に
移動したときにおこる『ヒヤッと』現象のことで、
特に、高齢者にとっては注意が必要な現象です。

全館冷暖房だから、月々の電気代は仕方ない
というわけでは決してなく、
電気代も、月平均¥12,000前後(40坪住まい)と
リーズナブルな省エネタイプ。
富士物語のような大型住宅には、
効率的なシステムといえます。

こうした効率を維持するためには、
断熱等級4という最上ランクの断熱性能が求められますが、
現在の住宅では、もはや当たり前となりつつあります。
住宅エコポイントは、この性能確保が必須です。
また、大きな庇による日射量調整、
熱伝導率のみの断熱材選択ではなく、
実際に気密性の高い施工確保の手法など、
様々な工夫が凝らされています。
欄間ガラリ21.jpg
家全体の空気を、ゆっくりと廻しますことが必要ですので、
通風計画が重要となり、特に建具は引き戸を基準として、
そこに、ガラリが設けられています。
欄間建具1.jpg
このガラリには、以前の住まいの欄間や書院に
使用されていた格子を、再生して組み込み、
最新鋭の機器を、伝統の技が支えている形。

こうした工夫により、春や秋の中間期は、
家全体に風が流れる道が確保され、
機械換気に頼らない、自然通風が取り入れられます。
書院欄間1.jpg
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11年12月15日 19時11分23秒
Posted by: macchan
玄関格子1.jpg
企画・基本・設計・監理とまる2年の富士物語も、
いよいよ来週建物が竣工します。

外構工事は、来年1月までかかりますが、
ひとまず、引き渡しへ。
玄関格天井1.jpg
以前の平屋建ての住まいの丸太梁や格天井、
書院欄間や扉、瓦などを再利用して、
温故知新の住まいとなっています。

洋でありたいが、和も活かしたい。
ただ、和が濃くなりすぎるないように、
という建て主の要望は、今回の住まいのキーワード。
広間天井1.jpg
再生された、歴史を刻んだ素材は、
新しい住まいにも、しっとりと馴染みます。

・富士物語・瓦、欄間、丸太梁、格天井は再利用。
https://www.kenchikushiblog.com/macchan/archive/2011-05-24/
・富士物語2011建て方編-再生丸太梁。
https://www.kenchikushiblog.com/macchan/archive/2011-08-04/
南木製建具1.jpg

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