2010年 5月の記事一覧

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10年05月31日 07時12分35秒
Posted by: macchan
T広間1.jpg

週末2日間、おこなわれました静岡物語2の
オープンハウスは、無事終了。

1時間1組という割り当てで、
ゆっくりと見学していただき、
設計の進め方や素材、コストなど
いろいろな住まいへのアイディアを
体験できたのではと思います。

お越しになりました方々の
今後のお住まいのお役に立てれば幸いです。

T広間21.jpg

ここから、また一つの種が芽吹いておりますが、
それは、また次の物語としてスタートです。

そして、私は見学者の方が持参された、
iPadを早々に触りまくり、
その未来感に、感慨でありました。

iPadが使う人の五感を刺激するのは
もちろんですが、そのソフト群とアイディアは
無限の可能性を持っていることを体験。

こちらも、見学会そっちのけの
奥の深い見学会でした・・・・・(苦笑)

iPad1.jpg

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10年05月24日 05時13分56秒
Posted by: macchan
私は、設計の中で居間をという言葉を
使わないようにしています。
表現としては、広間。

この中に、食事コーナーとか、
ソファコーナーとか、畳コーナーとか。
こうして空間を扱っていく考えの先には
居間(リビング)という固定観念にとらわれないで、

それに続く空間をいかにして
考えていくかがあります。



東京の設計事務所に20年近くいましたので

都心の狭小宅地の設計を手掛ける機会が多く、
そこでは、こうした視点がないと

なかなか広がりを感じる空間ができません。



その中であくまでも、敷地条件やどの方向に
視線が広げられるかに限定されてきますが

壁を斜めにするという選択肢があります。


三角形の斜辺は一番長くなるため、

光を取り入れる面を大きくとることができます。


これを実践した広間のお話し。

0224_01.jpg


ここでは斜めの壁の一部から直角の平屋部分を
出して
さらに光だまりを創っています。


壁を斜めにするという手法は、
安易に用いると
デットスペースが
生まれ易くなりますので、注意も必要です。


天井を見ていただくと手前と奥で

高さが変わっているのが分かりますか? 


奥に来客用の畳コーナーがありますが、

ここが2,300mmの天井、

手前の広間が2,500mmの天井になっています。



0224_02.jpg

このように部屋の性格によって

天井高さを変えることも重要です。

その外部にはデッキが連続しています。


手前がソファーコーナーになりますが、
右手の食堂コーナーは
厨房から
対面キッチンの位置にあります。



さて、奥にある畳コーナーですが写真で見ると、

欄間がガラスになっているのが見えます。

室内側から見るともう一つの写真になります。

0224_03.jpg

このコーナーは両側から障子を出してきて

仕切れるようになっていますが

その時でも天井はガラスなので連続され、

広がりを保てるようになっています。



安全のため強化ガラスを使用して、

鴨居(障子の滑る上枠)のコーナーは

ボルトで天井から吊っています。


こうすればコーナーには柱が無くてスッキリ。

床もフローリングと畳が段差のない
同一面になっています。

また、写真のように畳縁もライトグレー色に
することで空間のつながりもしっくりします。

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10年05月21日 05時21分06秒
Posted by: macchan
階段の上がり易さ、それはなによりも、
1段1段の高さです。

私は、ほぼ18.5cmの高さを維持するように

いつも心がけています。



一般住宅の2階の高さだと14〜5段になります。

また、踏面も25cm前後。


こうした基本的なことをやりながら

いかにその住宅にあった階段を考えるか。


住宅の中にあって、何気なく、

普段から意識しない部分に注意を払うと、

住宅が生き返るものなんです。



なによりも、いえの骨格が明るい住宅は
健康的ですよね。


いつも光の取り入れ方に腐心するわけですが

それを突き詰めて考えていくと、 

手摺と段板があればさらに光が取り込める・・・。



そんな飽くなき探求心の末に生まれた

スリムなダイエット階段がこれ。
デザインだけが目立つように見えますが、

肝心の機能面でも最大限の努力を払っています。

0127_01.jpg



オープンプランの居間から2階へ上がる階段。

踊り場にある窓からの光が段板の間から

差し込んでいるのがお分かりでしょうか。



もしこの階段が普通のだったら、

さしずめここは階段収納になっているのでしょうが、

部屋広さは手前の壁までになってしまいます。



0127_02.jpg

2階に居間のある住宅。

こうした住宅では、階段・2階ホールが

本当の玄関になるわけですから、暗さは禁物。


また、壁にも建具によってできる厚みを
利用して
様々な光の仕掛けがあります。

奥様の趣味のステンドグラスも建具に。

0127_03.jpg



これは、建物内に取り込まれた外部階段。

ここでは、手摺も巾38ミリのスチールとワイヤーのみ。

こうしたスリムな階段には、
スチールを併用しないと
できませんので、
少々施工上の工夫が必要です。



最後に、こうしたスリットのある階段は 、

小さいお子さんのいるいえでの使用は控えて下さい。
蹴込の部分から、落ちることもありますから危険です。


子供にとって、階段は格好の遊び場です。 

でも、遊び場になるほど明るい階段っていうのも

魅力的ですよね。

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10年05月20日 07時00分11秒
Posted by: macchan


階段でいつも気になるのが、手摺壁。

なぜか普通は、壁。
手摺がスリット、

いわゆる素通し状のものは少ない。



またこの壁、少々階段の巾と比べてみると
厚すぎませんか?


ここは黙っていると 一般の部屋の
壁と同じ厚さになってしまいます。

そんなところに注意して、 

あなたのいえの階段を改めて見つめてみると。

1216_01.jpg



階段に、空間の流れを感じるように考えると、

例えばこんな例。
建坪が20坪の小住宅。


玄関ホールに階段が飛び出してしまうことを

逆に活用して、アクセントとなるスリット階段に。

手摺もスチールから木へと続いています。 


手前が玄関、奥がすぐ居間ですが 

この階段はちょっとしたスクリーン
の役目も果たしています。

1216_02.jpg



玄関を入ると正面に階段がある例。


手摺をスチールにすることで軽い感じに。

でも、手の触るところの素材だけは、

木にしています。 
また、スリットにすることで

階段の奥の壁までの距離2メートルが、

玄関ホールの空間として取り入れることが出来ます。

もしここが、手摺壁だとすると、
この空間は感じなくなってしまいます。

さらに、その階段の左手上部から何やら明かりが。


そして、来訪者は思わず目線を上に向けると。


そこに展開する景色は、
トップライトと板壁が、
周囲のペンキ塗壁と対比して

一層素材感を引き立てられている。


そして、洒落た絵画、その足もとには通風用の地窓。

これを上がると2階の居間に出るわけです。

2階LDKでは、階段も玄関の一部。


1216_03.jpg

このように、階段にも空気の流れ・・・・、

つまり空間を与えてあげると 

こんなにも明るく、やさしい場所となります。



毎日、毎日通る場所だからこそ、

他の部屋と同様に、
いやそれ以上に 
気(木)を配ることが
大切じゃないでしょうか?

そんな階段を実際に体感したい方は、
こちらをお申し込み下さいませ。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201005/article_13.html

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10年05月14日 06時33分34秒
Posted by: macchan
土屋邸チラシ表1.jpg
※写真・情報は、5/22(土)
 静岡市葵区安東地区17,350世帯へ
 朝刊にカラー両面B4版折り込みいたします。

■日 時:平成22年5月29日土曜日/30日日曜日
     AM10:00〜PM17:00

■対象者:事前登録をされた方に限定させていただきます。

■協賛:TOTO静岡営業所、静岡ガス静岡支社

建主のご協力によるため、完成見学会は
事前登録者のみとさせていただきます。

5月28日(金)までに御電話、FAX、
メールにてお問い合わせ下さいませ。

連 絡 先:一級建築士事務所 アトリエ M アーキテクツ 
担当/松永まで 
〒422-8005 静岡市駿河区池田626-2 
TEL 054(208)2650/FAX 054(208)2649
メールアドレス:macchan@mva.biglobe.ne.jp
建築周辺の歳時記・ほぼ日刊アトリエMアーキテクツの建築日記
:http://atelier-m-architects.at.webry.info/

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土屋チラシ裏1.jpg

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