とにかく、できるだけ大きな開口部で、
この森と向き合いたい・・・との要望で始まった
伊豆高原物語。
森の中にある18mのヒメシャラの株立ちと共に。

この十分すぎる要望から、住まいの配置や向き、
平面の成り立ち、そして広間から広がるデッキ、
その中から立ち上がる株立ちのヒメシャラを囲みながら・・・
敷地を歩き回る中で、そのイメージが湧き上がりました。

構法の選択としては、在来工法か枠組壁工法か
集成材軸組工法か。。。

プレカット、生産工場、輸送、資材搬入路などなど、
コスト検証から判断して、導き出されたのが、枠組壁工法。

そうなると、耐力壁内での最大開口部巾は4m以下と
規定されていますが、住まいの規模・使い勝手からすると、
必要かつ十分な大きさだと思いました。

4枚引き込みの建具は、ペアガラス戸+網戸で合計8本、
これが、すべて戸袋内に引き込まれて、
4m×1.9mの開口部が森と向き合います。

そして完成したお住まいは、1-2階それぞれの広間・寝室から
森とデッキが一体化した空間が広がり、
そこには、株立ちのヒメシャラが間近に感じて、
遠く大島を望む、絶景の広がりができあがりました。

そして、そのヒメシャラの脚元にも、
元からの小さな自然が、建て主の手により再生されています。


詳細については、こちらから。
・巾4m×高さ1.9mの木製建具で森を切り取る
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201510/article_1.html
・巾60cm、長さ5.3m、重さ100kgの敷居と鴨居
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201511/article_1.html


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 ・・・どうも、ありがとうございました。

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