大きな環境の一断面が皆さんの庭です。

四季折々に花が咲き、色づく木々。

何をどのように植えようか?

既存樹は何をどれだけ残すべきか?


エリアの潜在植生について学んで見ましょう。

ブナや、ミズナラの極相の森は

もうどこにも残っていませんが

できるだけ豊かな、大きな樹のある森を探して観察してみましょう。


そこでは大きな樹(コナラ、ケヤキ、カシワ、トウヒなど)ばかりでなく

その下の中ぐらいの樹(ヤマボウシ、エゴ、アオハダ、リョウブ、ソロなど)

そのまた下の低い木(ツツジ、ニシキギ、ソヨゴ、アセビなど)

大きく分けて3層になっている事に気付くはずです。


もやしっ子の赤松や外来種の唐松は

かわいそうでも伐るべきです。

倒れて家を壊してしまう恐れがあります。

そして、土に栄養分を加えてあげて

高木、中木、低木の1セットを皆さんの庭に植えてください。

みんながそうすれば30年後には

南麓が多生物あふれる豊かな森になるのです。null