室内気候という言葉を私たちは使います。

人にとって快適な室内気候とは

暑さ寒さを特に意識しない身体に刺激の無い状態を言うのでしょうか。


人は他の生き物と違い

体温調節が巧みです。

発汗や呼吸で体温上昇を防ぎますし、

衣服によってかなりの微調整をします。

また感じ方には性別、年齢、性格などにより

大きく個人差があります。

ですから「快適な室内環境」と一言で言っても

かなりの巾があるのです。

そこに温熱環境設計の難しさがあります。


こうした「快適」を求めるために

機械制御を前提とした都市生活では

莫大なエネルギー消費の上に成り立っている事に

みんなが危惧している今日この頃です。


ここ八ヶ岳では、自然とともに暮らすという

生活イメージを大切にして温熱環境の設計をしましょう。

夏の強い日射を防ぎ、通風を良くnullするデザイン。

冬の日射を取り入れて蓄えるデザイン・・・・。

そうした、工夫の必要性が美しいデザインを生む契機となります。


家の潜在性能を最大限に高め、あくまでも補完するものとして、

シーリングファン、薪ストーブ、蓄熱暖房機などを使うべきです。