有機体の集合(自然)を風景にする。

森の木々や地面のうねりは人の価値の与え方によって
美しくも、醜くもなります。
大きなピクチャーウインドーの外に広がる
自然の森も、良いものさし、定規をあててあげたとたん
に物語性をおび、輝いて見えるようになります。
これがデザインです。

下の写真は、外部とインテリアを仕切る大きな
FIX窓には、小豆色の横桟が規則的に
付加されています。このことで、
単なる森が「風景」に変わりました。

散漫な単音の集合が、五線に乗って美しい
音楽になるのと似ています。