僕はこれまでずっと在来の木造による住宅を造ってきました。

 様々な部分の無垢の木材や板目、乾燥の程度などを見極めながら、職人さんたちが一生懸命仕事をしているところを見ると、つくづく木造の住宅はいいなぁと思う。

 しかし現場は職人さんの高齢化が進み、うっかりミスも次第に増してきたようにも思います。
先日もある現場に出掛けると、平屋ではあるのですが、妻壁の一番高いところを足場に登って作業をしている大工さんが70歳、その下でやはり足場に登って支えている大工さんが75歳である。
すべての現場がこうとは思いたくありませんが、職人さんの高齢化が進み、木造の伝統工法や在来工法までもが風前のともし灯となっています。
 今のうちに職人さんの育成をしておかないと、僕が造ってきた住宅は将来、修理さえ出来なくなってしまいそうです。

 職人さんの育成には、工務店は受け入れる用意があってもなかなか若者が来てくれないのが現実のようで、何か良い知恵は無いものでしょうか?

 まさき設計