このタイトルで人は何を思い浮かべるのだろうか。

 「アニマルズ」や「ベンチャーズ」を連想できる方々は、僕も含めていくらかいい歳と言わざるを得ない。アニマルズの「朝日のあたる家」は、1964年に全米で大ヒットし、瞬く間に世界中に広がった名曲ですが、小さい頃はそれが悲しい女性の詩である意味など、知る由もなかったのですね。

 僕は小さい頃、昼間でも灯りを点けないと暗い、昔造りの家に住んでいたことがあって、住まいにおける自然光の取り入れには比較的熱心だと思います。
特に思うことは「朝日の中で朝食が食べたい」ということで、これまで自分の家は二度設計しましたが、先ず「朝日のあたる位置」に台所や食堂を配置することから計画を進めた記憶があります。
 これはプランニングしていく過程で、現在も一つの仄かな希望としていつも頭の片隅に必ずつきまとっている感覚ですが、必ずしもその部分に朝日がさんさんと降りそそぐという必要は無く、その辺りに自然光があれば、何となく気持ちよく朝食が食べられるのではないか、という願望のようなものですね。
 ただ敷地の条件から、いつもうまくいくとは限りません。場合によってはトップライトや反射光で、ということもあるのです。

朝の陽光の中で、ウッドテーブルにコーヒーとハムエッグ、そこにアニマルズの「朝日のあたる家」が流れる。
う~ん、想像するに理想の朝食ですが、情けないことに僕は朝が遅い・・・。

まさき設計