女性建築家とつくる家@埼玉 - 建築士ブログドットコム
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2011-12-09T00:42:53Z
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2011-12-09T00:42:53Z
2011-12-09T09:42:53+09:00
新築現場の着工から約3ヶ月ー。
大工工事が終わり、いよいよ仕上げの段階です。
壁紙を張るわけですが・・その前に塗装工事があります。
塗装は周りを汚しますので、壁紙を張る前に施工するというわけです。
今回はドアや窓枠は既製品を使いましたので、
主な塗装部分は、下駄箱、TVのローボード、トイレ内の手洗いカウンターなど
家具周りです。で、こちらが『家族図書室』の作りつけの本棚の様子↓
ローズ系の赤でペイントしてみました!!
「え??赤で塗るの?派手じゃない?」と思われる方も多いかもしれませんね。
写真で見ていただいた感じでわかるとおり、赤は派手じゃないんです、結構渋い感じ。
まだ壁紙を張っていない状態なので、白系の壁紙が張られると、
もう少し赤が浮き上がって華やかな感じになると思います。
ただ気をつけておきたいのは、赤には色味があって、
朱色系とローズ系では、一口に赤といっても受ける印象が違います。
今回塗ったローズ系は落ち着いた感じ。
朱色系の赤は、ちょっといじわるなキツイ感じがするので、
断然、ローズ系がオススメです。
また、こういったインパクトの強い色を塗る場合には、面積の小さいところに!
というのがポイントでしょうか。アクセントカラーと言っていますが、
これを上手に使うと、華やかで楽しい住空間が作れます。
本日メールマガジン第115号配信日です。
『家づくりのイロハ』の『ケ』 建築協定
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2011-11-18T00:21:57Z
2011-11-18T09:21:57+09:00
そう実感しますね・・お客さまを現場にご案内するたび。
↑こちら、床のフローリングの色を最終的に選んでいるところ。
半年近くかけて、「あーでもない、こーでもない」と一緒に進めてきた家づくり。
現場が始まり、打ち合わせをしたことが徐々に形になってきました。
上棟で感動(動画はこちら)!
その後、設計者は週一回、現場打ち合わせに通っていますが、
特に打ち合わせの用事はなくても、お客さまにも都合がつけばご足労願っています。
徐々に出来上がる家の構造についてご説明したり・・・
外壁の色は何にしましょうかねぇ・・と一緒に悩んだり・・・
現場に来るだびに、お客さまの目がキラキラするのがわかります。
嬉しいですね・・・そんなキラキラを目にすると
こっちも、さらに頑張らなくちゃ!!と気合がはいります。
お客さまの感動が竣工時にMAXに達しますように!さらに精進です。
そして、住んでからこそが設計者の勝負どころ。
1年経って、楽しく暮らされているかどうか・・・。
最後の答えはそこにある!と思っています。
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シリーズ『家づくりのイロハ』の『ク』 クラック
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2011-11-04T01:09:52Z
2011-11-04T10:09:52+09:00
床下の給排水の配管の計画ももちろん大事ですが、
意外と見落としがちなのが、換気扇のダクトの経路。
今回は木造ではなくて、鉄骨造の現場です。
鉄骨造は木造と違って、外周に大きな鉄骨の梁が入っています。
ですので、換気扇のダクト(銀色の蛇腹のもの)を最後に外へ抜くとき、
梁より下に持っていかないと、鉄骨の梁に穴を開けることになってしまいます。
新築の場合でしたら、鉄骨の梁にダクト穴を開けることは可能です。
それなりの補強をしますので。
ですが、リフォームの場合はそうした行為は危険すぎます。
後からでは、適切な補強ができませんので。
もしそんな工事をしている現場を見かけたら・・・
その工務店は信用できない!と思ってよいでしょう。
とするとどうするか・・何かしらデザイン的なもので逃げるしかありません。
今回の現場では、キッチンの斜め後ろに収納を作りました。
キッチンの天井上に一度ダクトを抜き、
収納の中にダクトを下ろし、梁下に持ってきた、とうわけです。
収納の内部でしたら、このダクトが露出で見えていても何ら問題ありませんし、
嫌なら、その下に低く天井を付けても良いですね。
リフォームの醍醐味はこんなところにもあるかもしれません。
今回は鉄骨造でしたので梁下であればどこでも外壁に穴をあけられますが・・
コンクリート造ではそうは行きません。
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『家づくりのイロハ』の『ノ』 軒(のき)]]>
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2011-10-28T02:32:56Z
2011-10-28T11:32:56+09:00
『Wool Breath』ウールブレスと言って羊毛の断熱材です。
まったく新品同様、退化が見られません。
住宅に一般的に使われる断熱材はグラスウール。ガラス繊維です。
こちらは、築30年も過ぎると、当初フワフワだったものが
室内からの湿気を帯びて、かなりへたってきます。
雨漏りのあったところなどでは、かなりの劣化。
対して、このウールブレスに劣化がみられないのは何故か・・・
羊毛の調湿効果が高く、一度湿気を含んでも乾燥する機能性が高いからです。
話には聞いていましたが・・その高い機能性を実感。
ネックは価格が高いということでしょうか。
新築の住宅で断熱材のコストはグラスウールで約10万円くらい。
その3~5倍はかかります(ウールブレスでも100%とそうでないものがある)。
断熱性能も高いですし・・費用対効果を考えると、どちらを選ぶべきか。
羊の毛は毎年生え変わるわけですし・・
廃材も100%再生可能なエコ商品です。
本日はメールマガジン第109号配信日です。
『家づくりのイロハ』の『エ』
エコキュート(電気)vs.エネファーム(ガス)
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2011-10-14T01:12:34Z
2011-10-14T10:12:34+09:00
前回、上棟の様子を動画でご紹介した現場です。
毎週一度、現場に通っていますが・・・
気づいてみると・・いつの間にか上等祝いがあがっていました。
昨今では、上棟式さえやらない風潮の中、
わざわざ大工さんが家の安全祈願、子孫繁栄を願ってあげてくださいました。
こういった心遣い・・嬉しいですね。
これも、簡単とはいえ、建て主さんが
上棟祝のご挨拶に駆けつけてくだったから、こそ。
過分のご祝儀もいただき・・現場のやる気がこちらにも伝わってきます。
顔の見えるおつき合い。
きっと、居心地の良い住まいができること、間違いなし!です。
本日メールマガジン第107号配信日です。
シリーズ『家づくりのイロハ』の『ツ』通風
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2011-10-07T02:33:52Z
2011-10-07T11:33:52+09:00
『建前』(たてまえ)、『棟あげ』などとも言います。
前の日までコンクリートの基礎しかなかったところに
たった1日で、柱と梁が立ち上がり・・一気に家が形づくられていきます。
模型を作って、さんざん検討し、ある程度頭の中にイメージはあったけれど・・
「おおっ!!」実際にはこんなになるのね・・と建て主さんは大感動です。
最近では上棟式といって、建て主さんと大工さんが一堂に介して軽く一杯、
というような光景はめっきり減ってしまいました。
ハウスメーカーでは一切やらないようですし・・
ですが、この式はとても大事なものだと私は位置づけています。
というのも、建て主さんと大工さんが初めて顔を合わせる場でもあるからなんです。
建て主さんにしてみれば・・「ああ、この人にお願いするのか・・」
大工さんいしてみれば・・「この人のために腕を振るわなくては!」
お互いに信頼関係が築けた後の現場とそうではない現場ではその出来も
おのずから違いが出てくると思うのです。
「あの人のために家をつくるんだ」と大工さんが思ってくれるだけで、
自然と動かす手にも力がはいるでしょう。
一方で、現場監督の顔色ばかり伺って進む現場には建て主さんへの愛がありません。
建て主さんからは、過分のご祝儀も頂戴いたしました。
現場監督どもども、設計監理には万全を期し、気持ちよく引き渡しをしたいものです。
さあ、これからが、いよいよ本番です!!
現場での大工さんとのやりとりも楽しいです。
これから、週1回現場に通います。
本日メールマガジン第106号配信日です。
『家づくりのイロハ』の『ソ』 ゾロ]]>
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2011-09-16T00:01:07Z
2011-09-16T09:01:07+09:00
というお話でしたが、今回はこれとはまったく逆のケース。
低湿地が続き、地盤の悪いとされるK市での住宅の計画です。
なにはなくとも、まずは地盤調査です↓
予想通り・・あまり芳しくないデータが上がってきました。
『地盤改良要』との判定です。
10年前までは、木造2階建てくらいの軽いの建物については
誰も地盤のことなどは言っていなかったのですが・・
最近はちょっと異常ですね。神経質になりすぎ。
地盤改良会社の陰謀か・・・?なーんて思ってしまうほど。
地盤改良などしていない周囲の古い建物が今回の大地震でも被害がないことを見ると
はたしてどこまで過剰に反応してよいものか・・・
あとは、データを分析しながら、住む人と落としどころを探るしかありません。
今回は超緊縮予算なので・・・地盤改良にかかる費用を捻出できそうもありません・・
本当に改良が必要なのかどうか・・・
調査会社のデータを鵜呑みせず、第三者の目で見極めたいと思います。
何せ、調査会社の親会社が、地盤改良の会社ですから・・どうしたって『改良要』に振れやすい・・・
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第103号配信日です
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2011-08-27T01:17:40Z
2011-08-27T10:17:40+09:00
今回は新たに土地を購入して新築住宅の計画です。
土地を購入する場合・・その土地の地盤の良し悪し、一番気になるところですね。
今回も購入前にお客さまから相談を受けました。敷地環境は気に入っているが・・買ってよい土地なのかどうか・・
で、現地に同行しましたが、一目見てここならOK!!
その決め手は周りの雰囲気。偉そうに言ってしまえば、経験則でしょうか・・
平坦な土地、ところどころに雑木林が点在。そしてすぐ近くが神社。
その昔・・・って千年くらい前?? あたりに集落もほとんどなかった頃、
まずは鎮守様が一番条件の良いところに作られたのは想像に難くありません。
ですから、神社やお寺の近くは条件の良いところが多いのです。
というわけで、特に地盤調査にお金をかけることもなく、自分で穴を掘って目視で確認。
案の定、出てきた、出てきた。関東ローム層の赤土。良好な地盤の典型です。
良いとわかっている場所に、改めて、地盤調査にお金をかける必要はありません。
たとえそれが5万円程度の低額なものでも。
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2011-08-12T01:37:56Z
2011-08-12T10:37:56+09:00
通常のキッチンの奥行きは65センチですが、こちらは1メートル。
ですので、流しの反対側は35センチほど足元が開いていて、カウンター風に食事ができます。
また、たいていの場合、レンジフードの前は壁を立てて、油よけをするのですが・・
めったに油もの料理はしないし・・コンロの前もオープンでいいわ!とあつらえたキッチンです。
ですが、最終的には、やっぱり、コンロの前の油はねが心配!ということで、
ガラスのついたてを取り付けました(システムキッチンの部材で標準仕様として用意してある)。
ガラスですから透けているので、圧迫感はありませんが・・やはり少し中途半端な感じも・・
フルオープンのキッチン・・なかなか難しいですね。
できれば、オールフラットで壁(たとえそれがガラスであっても)などは立てない方がオシャレ感は抜群。
ですが、日々のお掃除のことを考えると、デザインより使い勝手・・わかります。
一人暮らしの女性だからこそ実現できたプランだとは思います。
ちょっとお料理して、そこでさっと食べて、さっと洗う。
そんなシンプルな暮らしをしたい方でも、コンロ周りの油はねが気になるのですから・・
家族の多いご家庭では、ちょっと無理なプランかもしれません。
憧れだけで家をつくると、たぶん・・後で後悔することに。ご注意のほどを。
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2011-07-13T07:34:59Z
2011-07-13T16:34:59+09:00
更新がすっかりご無沙汰になってしまいまして・・・申し訳ありません。
今春に引き渡したお客さまから、嬉しいお便り。
奥様は外国の方なのですが・・「蒸し暑い日本の夏にはウンザリ・・・」と
おっしゃっていましたが・・
「引っ越してはじめて日本の夏が好きになりました!!」とメッセージをいただきました。
嬉しいです!!設計者冥利につきるお言葉です。
蒸し暑い日本の夏に配慮して、軒を深くし、風通しを良くし・・・
ウッドデッキには、ヨシズを掛けられたようですね ↓
おー!!見るからに涼しげなたたづまい。
住む方の工夫で暮らしがより豊かに・・ありがたいことです。
庭に家庭菜園をするのも楽しみ・・とおしゃっていましたが・・なかなか本格的に取り組んでいるご様子。
庭に緑があると、自然の風を起こしますので、これも涼しく過ごす一つの方法です。
こうした自然の工夫の他、このお宅では『そよ風』のソーラーシステムを入れています。
夏の夜は外気の放射冷却を家の中に取り込むので、一般の家よりも涼しく過ごせます。
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