福島・野武士建築家の夢 - 建築士ブログドットコム
福島県福島市森合字西養山15-1<br />遠藤知世吉・建築設計工房<br />遠藤 知世吉<br />eca21@ht-net21.ne.jp<br />TEL:024-536-4464
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2012-08-02T10:17:37Z
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nobushi
2012-08-02T10:17:37Z
2012-08-02T19:17:37+09:00
福島では34℃が3日ほど続き、昨日は36℃、本日はどうやら37℃を超えたようです。気温が上がるのにあわせるように、我体重も上がっていくのは、どういうことなのだろうと思ってます。
桃もすこぶる美味しいです。
そんないろいろな上昇の中、この夏85歳になるおばあちゃんの復興住宅の設計を進めています。本日打合せをしてきました。なかなか手ごわいのです。彼女は震災で住宅が全壊となり、自宅から5kmほど離れた貸家に避難。近くに娘さんがいます。しかし長年暮らした場所に戻りたいと、住宅復興計画を決断されました。本日3回目のプラン打合せです。彼女は新しい家を造るにあたり、朝、歩いているそうで、本日14:30現在、9,000歩だそうです。その話に対抗しての「体重増加と腰痛」の話しかできない自分が情けなくなります。
建築の専門家として、そんなクライアントの建築への情熱に負けないよう・・、暑くても夏バテなどしてしてられない今年の夏です。
明日から福島ではわらじ祭りです。
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nobushi
2012-07-12T14:35:36Z
2012-07-12T23:35:36+09:00
一日中パソコンと戦いのはての夕方、ちょっと出掛ける機会が多い。昨日は家電屋さん。発端は玄関の球が切れたことにある。居間のライトが少し暗いことも気になり、さらに洗面所の蛍光管がメーカーでクール色と呼ばれている青い色のもので、顔色が悪く見え、女系家族の我が家では化粧のできに影響を及ぼしかねない状態にある。今回は電球購入にその目的がある。
たとえ電球購入といえど、あなどれない。洗面所の蛍光管は建築の専門家でもある私が、間違って購入したものである。家電屋には様々な誘惑が待ち受けているからだ。
店舗に入るとすぐソーラー発電コーナーがあった。この時代、ソーラー発電は当たり前になってきている。驚いたのは金額だ。前から家電屋のソーラー発電設備は安いと聞いていたが、認識の半額の価格が表示があり、法律の後押しにより今後ますます増える事が予想される。
誘惑のカメラを横目に電球売り場に直行する。今日は比較的時間があり、後ほど家電をゆっくり見たいがためである。まずは蛍光管売り場の前で価格を確認する。一概に蛍光管といえどもいろいろな種類のものがあり、手ごわい。もちろんそれらは価格が違い、1本と4本などまとめて購入はまた違うので、さらに厄介である。幸か不幸かこの売り場は種類があまりなく、前回の失敗を注意すれば選択肢があまりない。選択肢がないため気落ちし、4本購入予定だったが1本とした。
躓いたのは玄関の球である40Wか60Wで1個\200程度だが、入り口でソーラー発電などを見たこともあり、色合いは気に食わないがLEDにしてみようかと思ってしまった。我が家で初めてのLEDになる。消費電力は1/10だが、価格は15倍。悩んだあげく、LEDと白熱球の両方を選定。
問題は居間のスポットライト電球である。当初白熱灯100Wが3灯ついていたのだが、節電という錦の御旗によりこの18年の間にいつの間にか電球色蛍光灯に変えられた。どうも少し暗い感じがする。
そこで知らない間に明るくしてやろうという作戦だ。見ているうちに100W相当電球色蛍光灯を発見!、3灯のうちの1灯を実験のため購入することにした。それは現在取り付いているものの容量を把握していないためだ。
ここで注意しなければならないのは、選定した電球を店内を持ち歩かないことだ。なぜなら家電屋さんの醍醐味はここから始まるのだ。
最近の家電業界、海外との競争に苦戦。数年前にはまず見ることがなかった海外製品も、今では当たり前のように陳列しているし、デザインも悪くない。家電店舗の観察は世界の動きを感じることもできる。
・・・まさか家電でこのような長文になるとは思わなかったが、次回に伸ばすほどの内容でもないため書き進むことにする。
カメラ売り場に戻り、手に取る。我使用650万画素のカメラはもう古い。しかしまだまだ使える。「良い物を長く使いたい」という欲求を家電業界は満たしてくれない。この辺りに日本の苦戦があるのではないだろうか・・・などと考えながら、扇風機売り場に行く。
さすがにこの季節。様々な種類が並んでいる。私は羽根のない扇風機を体感したかったのだが、スイッチの稼動方法がわからず、動かせなかった。近くに係りの人もいなかったし、購入予定もなかったので次の機会とした。
しかしやはり家電で一番興味深いのはパソコン。一日中かちゃかちゃやっているし。2ヶ月前にノートPCを購入したばかりだが、また次のが欲しい。画面の華麗さと、キーボードとマウスに線がつながってない事を確認してテレビコーナーに突入する。
我が家には古いテレビがある。使えるのに捨てなくてはならないことに不満なためだ。地デジチューナーでも買ってみようか・・・などと見ると、録画機能付のチューナーがあり、驚く。考えてみると、アナログテレビもプルーレイチューナーと接続すれば視聴可能との事がわかり、有意義な時間をすごせた。
さて、そろそろ疲れてきたので帰途につこうかと歩きだすと、マッサージコーナーがある。だいぶ前、ここでマッサージ機を試すと、その間ずーと営業され、疲れはててしまったことがあったが、最近その手の人はいないよう。それ以来試したことはなかったが、久々に試してみた。マッサージ機は10台ほど並んでおり、4人が使用していた。
前列中央で試すと、かなり快適だぁ。肩が凝るという経験はないが、肩を揉まれている時少し痛いので、もしかしたらこれのことかも知れないと思う。極楽のような15分だった。その間、店内風景も観察でき素晴らしい時間をすごせた。もう一度この快感をと、再び15分揉んでもらう。
大満足で立ち上がり、まだ使用中の人を見た。「しまった!靴を脱ぎ、足を揉んでもらうのが正確な使い方だった」僕は大満足だったのだが、その機能をすべて体感していなかった事に悔やむ。しかし30分も体感したのだから、もうこれ以上は・・・次の機会にしようと思いつつ・・・金額を見た。僕が体感した機種は27万円、隣のマシーンは47万円だった。「しまった!高い方を体感すべきだった」・・・様々な思いを残し、始めに選定した電球を購入、帰途についた。
そして車の中で、家電屋は男たちのデズニーランドだと感じ、秋葉原文化の根源を見つけたような気がした。
長文で様々な誤字誤文があるように思いますが、本日はお腹も透きましたので、見直しもせずにここまでとします。お疲れ様でした。
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nobushi
2012-06-22T01:11:33Z
2012-06-22T10:11:33+09:00
昨年から福島では不安が渦巻く。
この状況に建築人として何ができるか、どんなメッセージをだせるだろうか。結果、ふくは家(うち)の計画にあたった。
建築設計界では昔から、建物には地域の気候・風土を織り込む事が重要と言われてきた。しかしこれは意外と難しい。その一因にメディアの発展があるとように思う。いろいろな情報に溢れている中では「南欧風の家に住んでみたい」とも思ってしまうからである。
汚されてしまった福島。他の地域と同じ建築で良いのだろうか。他の地域と同じでは負けてしまう。今、この福島だからこそ風土・地域性を建築にこめ、魅力的なものを造らなくてはならないし、不安を和らげるメッセージを送らなくてはならないと思う。特に設計者の責任は他地域の比ではなく、重い。
現在、外壁における放射線透過率提示の材料を知らない。どのメーカーも提示していない。きっと計測もしていない。それは特に問題なのが47都道府県の中の1県、1/47だからではないか。・・という話を建材メーカーのS社H氏にしたら、1日いろいろ動いてくれた。ありがたく思った。このような方がいると力が沸く。
今日から3日間ビックパレット6階で「放射能対策住宅ふくは家(うち)おひろめ会」を行います。11:00~18:00です。また土日にはその説明会を13:30~行います。ぜひ、よろしくお願いします。
写真は先月実施の福島会場風景]]>
nobushi
2012-06-09T09:57:57Z
2012-06-09T18:57:57+09:00
長い間ブログを留守にしてしまいました。これは新緑が美ししすぎるからでも、仕事が忙しすぎるから・・、ネガティブな気持ちになっていたから・・、飲んだくれていたからでも、どっか旅に行っていたからでもありません。きっと三国志かぶれになってしまったからです。ちょっと書かなくなると、書き始めるのには少しエネルギーが必要になります。何度も訪問していただいた方には大変失礼しました。
ご承知の方もいらっしゃるでしょうか。現在BSフジで月~金の夕方に三国志を放映中。現在第50話です。赤壁の戦いが終わり、劉備玄徳(りゅうびげんとく)が自分の地位を着々と固めている・・という段階にきています。またGyaO!でも放映されてます。
我が家にはこの放映までは三国志全巻の漫画と、諸葛孔明の本と、三国志トランプがある程度で、しばらくその存在は忘れられていました。三国志は一度読み出すと長く、前の方を忘れてしまい、もう一度読まなくてはならなくなり、そのスパイラルから抜け出せなくなり大変危険なのです。
近頃はTV放映を録画、映画のレッドクリフのDVDも見、長らく忘れていた漫画も読みだし、時々GyaO!も見ています。家族4人のうち3人がそのスパイラルにはまってしまい、今では「このニュースは三国志的にはどうみるべきだろう」とか、「それは曹操(そうそう)的考え方だぁ」とか、「そんなことしてると周瑜(しゅうゆ)になってしまう」とか、「もっと大局的な見地てみるべきだ」とか、「三顧の礼をつくせ」とか、「ケーキ 三分の計」や、「孔明ならそんなことはしない」などと日常会話にも出てくる始末です。
現在、全体の半分が過ぎたぐらいで、まだまだ続きます。おまけに今後登場人物が飛躍的に増えてくるため、予習復習をしないと理解が難しい局面に入っています。しかし、このようにブログが書ける状況になったのは「かぶれ」が少し解消したのかもしれません。
やっぱりブログを書くという大志を抱いたのだから劉備(りゅうび)のように信念をつらぬくべきなのです。
写真は曹操(そうそう)です]]>
nobushi
2012-04-18T11:42:31Z
2012-04-18T20:42:31+09:00
広島はウラン、長崎はプルトニウムと二つの原爆は種類が違うなど、いろいろ勉強になりました。知らなかったことはいろいろありました。知らなかったと言えば、昨年まで、福島県には原発は第一と第二の2基と思っていました。まさか、第一原発に6基、第二原発に4基と計10基もあるとは・・・。そのような事に関心が希薄だったことはいなめません。責任の一端はありましょう。
広島・長崎は福島に希望をあたえてくれます。
広島は1945年8月の人口が35万人、原爆投下ににより15万人が亡くなり、その後5万人が亡くなった。また投下時には75年草木は生えないと言われていたそうです。しかし現在の人口は117.8万人です。同じく長崎もこの67年目覚しい発展を遂げています。
震災がもたらしたものは悪いことばかりではないと思います。私達に「和」の重要性を教えてくれました。それらの教訓も含め、何年かたった時「僕らはあの時こんな事を思い、こうしたんだ」と、胸を張り話せるようになりたいと思います。
画像は放射能対策住宅 ふくは家 fukuwauchiです。]]>
nobushi
2012-03-28T09:09:15Z
2012-03-28T18:09:15+09:00
今月始めの関西、寄った書店では玄関近くに1冊しかなく面をくらった。この山積み状態は特別なこと。これは、それだけ福島人が敏感になっている事を写しているように思う。
この1年。ある専門家は「大丈夫」、ある専門家は「危ない」と言う。僕らはその話を聞き、一喜一憂。振り回されている。
少なくても「大丈夫」も「危ない」も、人の人生を変えてしまうことを忘れないでほしい。
「1年もたつのだから、建築の専門家として受身だけではいられない・・」と思い、放射能対策住宅を計画。
今週末の4/1(日)13:30~ のFOR座REST大学 で発表します。
よろしかったら。]]>
nobushi
2012-03-13T12:03:56Z
2012-03-13T21:03:56+09:00
これは一度、放射能をきちんとした形で勉強し、福島の復興に寄与したいとの思いからです。講習は講義、測定実習、レポート作成、終了試験で2日間という内容。想像以上にハードなもので、1日目の夜から朝にかけても勉強の必要が生じ、夢にまで出てきたほどです。終了試験は70点を超えるまで繰り返し別問題で行うという厳しいものでした。
放射線の知識という面ではもちろん大変勉強になりましたが、建築以外の方々と共に学び、新鮮な感じもしました。
その後、深夜高速バスを駆使し、広島と長崎の両平和記念館を訪問。
その疲れで、私は3.11を体がだるい状態で迎えることになりました。
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nobushi
2012-03-02T14:55:27Z
2012-03-02T23:55:27+09:00
講義テーマは、
震災以後 : ふくしま住居論
「福島に住むために / 野武士建築家の建築」
と、しました。
講義概要は、
「震災に直面し、以後、日々起こる問題に建築技術を手に立ち向かい続けています。我々の住居とは、そもそもなんだったのか。それは家族。それは未来。それは夢を描くことだったはずだ。参加の皆さんとともに夢を描きたい。そのために今日まで研究し、考えてきたことを話します。」
です。
ご興味のある方、よろしかったら。
3/13 追加書込み
FOR座REST大学 http://www.ankaju.com/forzarest/college/41.html
4/1(日)13:30~14:25飯坂学習センター。入場無料、事前申し込みが必要です。
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nobushi
2012-02-14T11:58:21Z
2012-02-14T20:58:21+09:00
当時、彼女とケビン・コスナーの「ボディガード」の映画が大ヒット。僕はサントラ盤CD(もしかするとレコードかテープ)を購入、一日中ホイットニー・ヒューストンを聞きまくり、その中でコンペ計画を進めた。
建築士会福島支部主催コンペ課題は「私の住みたい家(高齢者同居)」だった。
常にボディガードの音楽の中で、いつの間にか、自分がケビン・コスナーに重なる錯覚を感じ、ホイットニー・ヒューストンの呼ぶ声がキッチンから聞こえるようになっていた。
その時テーマとした「50年先も青年でいたい!」はホイットニー・ヒューストンから生まれたものです。
そして彼女は亡くなった。
時の流れを感じざる得ない。
彼女の歌を改めて聞く。やはり素晴らしい。中でも史上最高のUSA国歌と言われている
http://www.youtube.com/watch?v=1h9NN5FhJ7I
はすごい。一度ご視聴ください。希望を感じることができます。やはり彼女は天才でした。
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nobushi
2012-02-06T11:25:09Z
2012-02-06T20:25:09+09:00
磐越自動車道で新潟へ。まだ旅の序の口、ドライブ気分。22:05新潟から北陸自動車道に入る。この辺までは我テリトリーと言っても良い、隣の県だ。しかし長岡ジャンクションを過ぎると未知の世界にはいる。そこから先は車で乗り入れたことがない。
この周辺は雪国。11月末で降雪の可能性もあると判断、出発直前に冬タイヤに交換、万全の状態としている。しかし行きの夜中ドライブは霧雨の高速道だった。
それにしても新潟は長い。行けども行けども新潟県。このままでは天竺まで行くのではないかとの妄想にとらわれる。しかも富山県境付近のトンネルの連続はすごい。世界遺産級だ。工事の大変さが偲ばれる。トンネル通過中に、万里の長城が頭をよぎった。そしてトンネルの壁に故田中角栄氏の影が見えた気がした。後で調べるとトンネルは26または27箇所の連続だそうだ。
その26・7のトンネルを抜けると富山県。夜ではあるが、急に視界が広がる。街の夜景が美しい。
富山を通ることを楽しみにしていた。好物の鱒寿司があるからだ。24:15有磯海サービスエリアで休憩とする。夕食から5時間近く過ぎているため、少々小腹も空いている。
さすが日本海のサービスエリア。海の幸が満載。夜中とはいえ福島市周辺では味わえない雰囲気だ。少し多めに鱒寿司を購入、デザートにみかんとした。一部を食し、残りを朝食分とした。
24:30有磯海サービスエリア出発。
今まで眠気覚ましガムは利かないと思っていたが、連続で噛んでいると効果があるようだ。まったく眠くない。
石川県をひたすら走り、福井県南条サービスエリアに着いたのは26:30だった。
ここまで来れば、あと200kmと判断、2時間ほど仮眠をとることにした。あまり早くついても困る。ちなみに我愛車には当然ナビはついてない。
座席を倒し横になる。しかし寝れない。連れはアッという間に熟睡。繊細なせいなのか、運転の興奮か、それともガムの効果なのかを考えているとアッという間に2時間。結局30分程度しか寝れなかった。それでも4:25出発する。
長浜を過ぎ名神道に入る。京都での今日一日のためにガソリンを入れることにし、滋賀県の多賀サービスエリアに立ち寄る。トイレを目指すと、コインシャワーがあった。北陸道にはコインシャワーがないことは調べていたのだが、まさかここにあるとは。天の助け。10分シャワーで200円。初めての経験であった。
お陰でガソリン満タンとなり、朝食も済まし、さっぱりとした気分で京都に入ることができた。
京都東インター着 7:10。京都は快晴で迎えてくれた。 ここまでいろいろあったが、まだ旅は始まったばかりだ。
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